京都工芸繊維大学 KYOTO Design Labが、2020年3月27日(金)から29日(日)の3日間にわたり、京都市勧業館みやこめっせにて、京都発の新たな都市デザインビエンナーレ<KYOTO Shaping the Future──食がつくる都市>を開催!
都市模型プロジェクションマッピングなど様々な展示
第1回目となる展覧会は「食がつくる都市」をテーマに、京都の食をめぐる循環構造を歴史的な視点からリサーチし、最先端テクノロジーと掛け合わせることで、「食」から派生する新たな未来都市の可能性を描き出している。
都市の未来像を京都から発信する本展示では、食をめぐる循環構造のリサーチと最先端テクノロジーを掛け合わせた、直径15mの『都市模型プロジェクションマッピング』や、世界的なデザインミュージアムで展示された『京都を形づくる食』ほか、3つのプロジェクトが並ぶ。
『都市模型プロジェクションマッピング』は、模型を会場中心に配置し、そこに1000年以上にわたる都市空間の変化や食と都市の関係を表す映像を投影、都市の変化や日々の動きを体感できるインスタレーションだ。
『京都を形づくる食』は、京都における「都市」と「食」のダイナミックな関係を、6つのキーワード〈生産、水、市場、流通、都市形態学、祇園祭〉で読み解き、建築や料理の模型、錦市場で使用されている道具、リサーチの成果をあらわした図・写真・映像などにより可視化する展示だ。
『絹の未来』、『Food Shaping the Future』、『点群庭園』といったプロジェクト展示も行われる。
『絹の未来』は、京都の織物技術を支えてきた素材である絹をゲルやスポンジ状につくり替える先端技術と、デジタル工作機械を用いたデザイン手法を組み合わせることで、絹「だけ」で加工・製造された、環境負荷が低く、多様なニーズに応えられ衣服のデザインプロセスが素材実験の成果とともに展示される。
『Food Shaping the Future』は、さまざまな環境の変化がもたらす新たな「食」のニーズを調査した上で、近未来の食文化を構想し、それを可能にする技術とサービスを開発し、開発したシナリオやプロトタイプについて、映像や実物で可視化する。
『点群庭園』は、山裾にひろがる詩仙堂の庭、現代建築の庭園(虎屋菓寮 京都一条店)、 京町家の坪庭(一般民家)の大中小3つの庭を3Dスキャンして制作した映像を壁面プロジェクション展示する。仮想環境ながら、現実には不可能な庭園のダイナミック体験が可能に。様々な展示が行われる<KYOTO Shaping the Future──食がつくる都市>で、食と都市の未来を考えてみてはいかが?
EVENT INFORMATION
KYOTO Shaping the Future──食がつくる都市
2020.03.27(金)〜29(日)
10:00〜19:00(27日(金)のみ13:00開場)
京都市勧業館みやこめっせ 第3展示場B
Preview Exhibition: KYOTO Shaping the Future
2020.01.18(土)〜02.09(日)※閉廊(月・火)
12:00〜19:00
KYOTO Design Lab 東京ギャラリー