10代にしてプロのイラストレーターとして活動をはじめ、「君が月夜に光り輝く(著、佐野徹夜)」や、「君の膵臓をたべたい(著、住野よる)」などの装丁、BIGMAMA、三月のパンタシア、H△Gなどの音楽アーティストまで、ジャンル問わずイラストを描き続けてきた、若干24歳のイラストレーター・loundraw(ラウンドロー)が、アニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立した。
声優の雨宮天、下野紘らが参加、BUMP OF CHICKENの楽曲“angel fall”、“66号線”が使用されたほか、監督・脚本・構成・キャラクターデザイン・原画・動画・背景・撮影と制作のすべてをひとりで制作したハイクオリティなオリジナルアニメーションとして、累計再生数が400万再生を超すバイラルヒットを記録した卒業制作アニメ「夢が覚めるまで」の記憶も新しいが、今回あらたに自身のスタジオを構えることとなる。
これまでミュージックビデオの制作も行ってきたloundrawだが、これを機により多くの作品が生み出される日もそう遠くないはずだ。新世代クリエーターの一手から目が離せない。
loundrawコメント
アニメーションは僕にとって憧れでした。幼い頃から触れてきた、絵が時間軸を持つその表現手法は、一個人として、イラストレーターとして特別な存在です。これまで培った技能や手法は、究極の集団作業であるアニメ制作においては枷になるかもしれません。ですが、だからこそ、その先には新たな可能性が待っているのではないかと思っています。仲間も経験もすべてゼロから、自分の未知なる可能性に挑戦します。何卒よろしくお願いいたします。
loundrawとは?
イラストレーターとして10代のうちに商業デビュー。透明感、空気感のある色彩と、被写界深度を用いた緻密な空間設計を魅力とし、様々な作品の装画を担当する。
2018年7月、監督・脚本・演出・レイアウト・原画・動画と制作のすべてを手がけ、声優・下野紘、雨宮天らが参加した卒業制作オリジナルアニメーション『夢が覚めるまで』がバイラルヒット、2017年9月には自身初の個展『夜明けより前の君へ』を開催するほか、小説『イミテーションと極彩色のグレー』、漫画『あおぞらとくもりぞら』の執筆、アーティスト集団・CHRONICLEでの音楽活動など、多岐にわたる。
2019年1月FLAT STUDIOを設立。