LSBOYZ所属、ラッパー/彫刻家として活動するMETA FLOWERによる展示<EYES SUNRISE REALIZE>が6月4日(金)から6月13日(日)の期間で、APARTMENT HOTEL SHINJUKUにて開催される。
<EYES SUNRISE REALIZE>にオープニング・レセプションには、Keisuke Matsuo、9incy、lIlI、speedy lee genesis、ill-SUGIが出演。さらにFISTOによるライブ・タトゥー・セッションが行われる。クロージング・レセプションにはSLOWCURVやBUSHMIND、TEN、浜崎(TRASMUNDO)、MEJIRO St. BOYZが登場。フードにはUP IN SAUCEが出店する。
先日ニート東京に出演したMETA FLOWERは、3月にBESとの共演曲“FLOW”をリリース、LSBOYZでは昨年末にファーストアルバムを発表し、収録曲から“SKINMASK”“ONLY GAWD JUDGE ME feat. ERA”のMVが公開中だ。下記<EYES SUNRISE REALIZE>のステートメントも必読となっているので、ぜひチェックされたし。
META FLOWER<EYES SUNRISE REALIZE>
今回個展を開催するにあたり、自身のラッパーとしての存在と彫刻の存在を今一度距離を近づけ、『一人の現代日本に生きる人間』としてのスタンスを打ち出したいと思います。飽和状態とも言えるカルチャーの数々には多種多様な人間が入り組み小さなコミュニティーとして形成される現代。その人々の表情の中、ジェンダーや人種に職種が入り組む中、私たちは何を生み出し生きていくのでしょうか?
音楽業界内でも流行りを見せているHIP HOPというジャンルはアメリカから産声をあげ、全世界にラップという表現は浸透しました。アメリカ政治や中国の社会主義的思想によるラップの検閲が目立つ昨今、敗戦国の日本では無宗教の人間が多く、ラップを宗教のようにライフスタイルに取り込む若者も少なくありません。ラップミュージックの救済と題した書籍『ヒップホップ・アナムネーシス』(新教出版社)の冒頭にあります、「ヒップホップはキリスト教の限界を打ち破る救済の音楽である。公民権運動以降のアメリカ社会で黒人教会が社会問題から手を引いていく中、ギャングスタラッパーたちはゲットーの不条理な現状をありのままに取り上げその苦難や葛藤を正直にラップすることを通じて救いのありかを見出してきた。」
アメリカの国旗が反対になった作品や、創世記の一説を彫った作品など、自分とその言葉(マテリアル)への距離を彫刻することで鑑賞者に生活の中で「多種多様な人生観」と向き合うということの重要性を伝えたいと考えます。自身のラッパーとしての立ち位置、スポークンワードという「日々のリアルと単語の羅列」でリスナーに言葉を投げつけるスタイルで、社会状況に組み込まれているという自覚のなかの表現を模索します。それを彫刻として可視化することによってアンダーグラウンドコミュニティの在り方や、人間関係の接続を会期を通して体現したいと思います。
EVENT INFORMATION
EYES SUNRISE REALIZE
APARTMENT HOTEL SHINJUKU(〒160-0022 東京都新宿区新宿4丁目4-10)
2021.06.04(金)〜06.13(日)
12:00-20:00
休廊日:無
入場無料
OPENING RECEPTION:2021.06.06(金)16:00〜20:00
LINE UP(順不同):Keisuke Matsuo、9incy、lIlI、speedy lee genesis、ill-SUGI
CLOSING RECEPTION:2021.06.13(金)16:00〜20:00
LINE UP(順不同):SLOWCURVやBUSHMIND、TEN、浜崎(TRASMUNDO)、MEJIRO St. BOYZ
Food by UP IN SAUCE