東京の路地裏を捉えた森山大道の写真集『Tokyo』が発売｜撮影現場に同行したインタビュー動画公開＆パネル展も開催

森山大道の最新写真集『Tokyo』が光文社から6月24日（水）に発売されたことを記念し、光文社YouTubeチャンネルで森山大道のインタビュー動画が公開された。また、東京堂書店神田神保町店、紀伊國屋書店新宿本店では刊行記念パネル展が開催中。

森山大道最新写真集『Tokyo』が発売中 インタビュー動画が公開＆刊行記念パネル展も開催

森山はこれまでの60年近いキャリアのなかで、200冊近い作品集や書籍を世に送り出してきた。稀に見る多作の写真家だが、そんな彼でも、“ガイドブック”を作るというのは初の試みだという。

インタビューでは、森山が、80代になった写真家の「初挑戦」に至った経緯を語るところからスタートし、東京という街が持つ魅力から、撮影ツールがデジタルに移行したことへの自らの思いまでを語り尽くしている。

さらにインタビューでは、森山の撮影現場にも同行し、シャッターチャンスを窺う狩人然とした、写真家の姿を垣間見ることができる。森山が撮影した東京の路地裏を写真集・パネル展で是非とも体感してみて欲しい。

21歳で上京し、60年間ここに暮らして日々レンズを向け続けたぼくですら、その正体をいまだつかみきれていない。新宿も、池袋も、渋谷も、上野も、浅草も、銀座も、世界に二つとない特徴的な街を形成している。この本には、あの日のときめきを追い求め、路地にはいつくばるようにしてうろつき続けた末、ぼくなりの視点で捉えた、現代の東京の街並みを載せた。もし、この本と、そしてカメラを手に、この街を巡る人がいるならば、どうかそれぞれの視点で、興味の赴くままに、活写してほしい。

書籍内容

森山大道　写真集『Tokyo』（光文社）発売記念インタビュー