著書『NANANANO DIARY』は日記の写真集
──写真集『NANANANO DIARY』(日本カメラ社)を出されましたね。
『NANANANO DIARY』と『七菜乃CLIPS』
もともと自撮りをはじめたのは、一番最初に入った事務所から「ブログをやりなさい」と言われたからなんです。「ブログでは自分の顔写真をぜったいに載っけなきゃダメ」と言われていたんですよ。それまで自撮りはしたことありませんでした。撮りはじめたらまた事務所から「どうせ載っけるんだったら可愛くないとダメ」と言われて(笑)。それでちゃんと可愛く撮ろうと思って、やり始めたのが切っ掛けです。
──『NANANANO DIARY』はどんな写真集なんですか?
わたしは古いものが好きだったから写真もちょっと古い感じに加工したりとかして遊んでて、『これでいいのかな〜』くらい日記みたいな感じの写真集です。
──それでタイトルが『NANANANO DIARY』なんですね。こだわった点は?
写真に携帯を写すことですね。携帯で自撮りしている、というが今の時代。写真というものも本来、時代がわかるものですよね。写真に写っている風景で時代がわかるとか、一年に一回の記念撮影で時代を残すとか。携帯が写っていることで将来、「あっ、この時って、なんか自撮り流行ったよね」「みんな携帯で撮ってたよね」「あの時は面白い時代だった」というふうになるのかな〜〜と思って、わざと入れたりしています。
次回は神保町画廊での展示。ただし内容は未定
──神保町画廊で個展がありますよね(七菜乃写真展『裸体というドレス』12月18日〜12月27日)。
そうなんです。でも何を展示するのかまったく決まっていないので、これが終わったら考えようかと。
──次の個展も楽しみにしています。
インタビューの時間は20分。その間に七菜乃はキラキラと笑いながら僕の質問に応えてくれた。人との距離をあっ、という間に縮めてしまうのが七菜乃の人柄だ。今後の七菜乃がとても楽しみなのは、僕だけではないだろう。
EVENT INFORMATION
セルフポートレイト 七菜乃写真展「裸体というドレス」
2015.12.18(金)- 12.27(日)
OPEN 12:00/CLOSE 18:00(金曜日は19:00まで)
神保町画廊