紛争地域の子供達と、野良猫の共通点。

○中川こうじ
ブログ「のらねこ。

猫、ねこ、ネコだらけ!思わずニヤニヤな、都内最大規模のネコ写真展<ねこログ展> art150312_nekolog_26

(画像提供:ねこログ展)

中東やアフリカなどの紛争地で10年以上撮影を行っていた、戦場カメラマンでもある中川氏。猫をテーマにした写真展は5、6年ぶりとのこと。

可愛らしい猫ではなく、自然の中でたくましく生きる野良猫たちを撮影している。彼らは風景の一部ではない。確かにそこにいて、どうにか必死に生きようとしている。地面すれすれ、ネコの視点で撮られた写真。まっすぐこちらを見てくる瞳は何かを訴えているようだ。

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写真と共に、心に刺さる詩も展示されている。

中川さん曰く、「自分は猫の写真を“撮っている”とは思わない。“撮らせてもらっている”という気持ち。写真を撮ることよりは、ネコたちに逢えるのがうれしい。今日も元気でいるな、というのが分かるのが一番」とのこと。

(ちなみに、ご自身も11匹の猫を飼っているが、自宅の猫たちは写真を撮らせてくれないのだとか・・・)

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幸せそうな親子をレタッチで表現

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野良ネコを撮影するのは、難民キャンプの子供を撮影することに似ていると言う。どちらも、いきなりカメラを向けると逃げてしまうのだ。確かに突然写真を撮られたら誰だっていい気はしない。最初はカメラを見せずに徐々にコミュニケーションをとって、関係性を築くことが大切なのだ。

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