昨今のコロナ禍中、おうちにいる時間が増えたという方も多いことだろう。

これほどまで多く、そして唐突におうちにいる時間が増えてしまうと、余暇をどう過ごしたらいいのかわからない。なかには、家でヒマを持て余してしまっている方もいらっしゃるはずだ。

かくいうQetic編集部も、おうちで何をしたらいいんだろう、なんて思いにふけりながらNetflixで配信中の映画やドラマなんかを観ていたところ、こんな考えがふと頭をよぎった。「アーティストの人たちってこの作品を観て、どんなことを考えているんだろう?

ということで、Qeticではこの度、Netflixで現在配信中の映画やドラマ、ドキュメンタリーなどの映像作品の中から、アーティストの方々にひとつの作品を選んでいただき、その作品に対してどんな思いや感情を抱いているのかを赤裸々に語っていただいた。彼らの意見を聞いた上で作品を観れば、きっと思いを共有できるはず!

第11弾となる今回は、エクスペリメンタル・ソウルバンドWONKのボーカル・長塚 健斗、ピアノ、シンセサイザー・江﨑 文武、ベース、シンセサイザー・井上 幹、ドラムス・荒田 洸が語る『シェフのテーブル』『アート・オブ・デザイン』『ワイルド・ワイルド・カントリー』『レギオン』。

長塚 健斗 – 『シェフのテーブル』

様々な料理のジャンルにおいて世界的に有名なシェフたちの姿を描いたドキュメンタリー。現在の活躍に至るまでの苦悩、独自の料理哲学が生まれた経緯といった彼らの料理の裏側がドラマチックに描かれた作品です。利便性の追求によって一定レベルの美味しさが手に入るようになった今、食そのものに対するアプローチの仕方までをも考えさせられます。

Chef’s Table | Official Trailer [HD] | Netflix

Netflix『シェフのテーブル』

江﨑 文武 – 『アート・オブ・デザイン』

建築家、デザイナー、写真家など、現役でクリエイティブの第一線で活躍している様々な人物の姿が描かれたドキュメンタリー。クリエーションの貴重な舞台裏を垣間見ることができるだけでも非常に意義深い本作ですが、堅苦しいトーンになりがちなドキュメンタリーというジャンルを、遊び心あるカメラワークやグラフィックでクリエイティブに仕上げている点が見事です。

Abstract:The Art of Design | Official Trailer [HD] | Netflix

Netflix『アート・オブ・デザイン』

井上 幹 – 『ワイルド・ワイルド・カントリー』

インド人の教祖がアメリカオレゴン州に移り住み、理想郷を築こうとする過程を、当時の関係者のインタビューを交えながら描くドキュメンタリー。宗教や信仰を軸に、人間の「生」を巡ったあらゆる側面をえぐり取るように映した生々しい作品です。日本では語ることをタブーとされがちな新興宗教ではありますが、人間として生きるにおいて目を逸らしてはいけない事だと考えさせられます。

Wild Wild Country | Official Trailer [HD] | Netflix

Netflix 『ワイルド・ワイルド・カントリー』

荒田 洸 – 『レギオン』

X-Menの初テレビシリーズとして超能力者を主人公に描いたドラマ作品です。
ストーリー展開や主人公の心理描写はもちろん独特なカット割や絵の作り方が個人的にはオススメポイントです。そして、Flying LotusやChildish Gambino等のミュージックビデオを手掛けているHiro Muraiがシリーズの中で監督として参加しているのもこの作品の面白い点です。

レギオン 予告編

Netflix『レギオン』

▼合わせて読む
Vol.8 Kan Sano – 『オクジャ/okja』
Vol.9 CIRRRCLE – 『アナ&ヴィトリア』、『Dexcter』、『ドロヘドロ』
Vol.10 gato – 『ブラックミラー』『このサイテーな世界の終わり』『ミッドナイト・ゴスペル』

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INFORMATION

WONK

アーティストの視点から観るNetflixの映画・ドラマ・ドキュメンタリー|Vol.11 WONK『シェフのテーブル』『アート・オブ・デザイン』『ワイルド・ワイルド・カントリー』『レギオン』 ac200608_wonk_netflix_03-1440x810

日本の音楽を再定義するエクスペリメンタル・ソウルバンドWONK。メンバーそれぞれがソウル、ジャズ、ヒップホップ、ロックのフィールドで活動するプレイヤー/プロデューサー/エンジニアという異色なバンド。2016年に1st アルバムを発売して以来、国内有数の音楽フェス出演や海外公演、成功を果たす。ジャンルや世代を超えた国内外のビッグアーティストへ楽曲提供・リミックス・演奏参加するなど、音楽性の高さは多方面から支持されている。2019年7月にEP『Moon Dance』をリリース、11月にシングル「Signal」を配信。2020年1月リリースの香取慎吾ソロアルバム『20200101』にて「Metropolis(feat.WONK)」を楽曲提供・共演を果たし話題となる。2020年4月にシングル「HEROISM」、6月には「Rollin’」を配信、6月17日に4枚目のフルアルバム『EYES』をリリースする。

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RELEASE INFORMATION

EYES

アーティストの視点から観るNetflixの映画・ドラマ・ドキュメンタリー|Vol.11 WONK『シェフのテーブル』『アート・オブ・デザイン』『ワイルド・ワイルド・カントリー』『レギオン』 ac200608_wonk_netflix_02-1-1440x1440

[Digital Album]2020.06.17(水)

[ART BOOK +CD]2020.7.22(水)Release
完全予約限定作品
¥8,800(tax in)
POCS-23906
<特殊仕様>
・LPサイズ:AR対応ART BOOK[約30㎝×30cm/24P]+ CD
・WONK初となる歌詞+対訳入り

収録曲
01.Introduction #5 EYES
02.EYES
03.Rollin’
04.Orange Mug
05.Sweeter, More Bitter
06.Filament
07.Skit 1 – Behind The World
08.Mad Puppet
09.Blue Moon
10.Signal
11.Esc
12.Skit 2 – Encounter
13.Third Kind
14.Depth of Blue
15.If
16.Skit 3 – Resolution
17.HEROISM
18.Fantasist
19.Nothing
20.Phantom Lane
21.Skit 4 – Prayer
22.In Your Own Way

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