瀬戸内海のとある町と小さな島を舞台にしたプロジェクト『おとくち』が遂にリリース！

瀬戸内国際芸術祭の関連事業の1コンテンツとして、今年から発足された＜ノベルサウンズゲート～おとくち～＞。広島の音楽レーベル〈ノベルサウンズ〉が中心となり、瀬戸芸・夏期開催地の一つである香川県観音寺市と観音寺港の西方約10kmに位置する伊吹島を舞台として、音楽（おと）を入口（くち）に、人の動線を観音寺市に導くアート×地域活性プロジェクトだ。

その一環として、観音寺市にある18の名所をテーマに、DJまほうつかい（西島大介）、moshimoss、Calu（matryoshka）、Vampillia＋ツジコノリコ、［.que］など日本各地のミュージシャンが楽曲を制作。これらが1枚のコンピレーション・アルバム『おとくち ～香川県観音寺市～』となって、瀬戸内国際芸術祭・秋期スタート日でもある10月5日から楽曲配信を開始した。

アルバムの舞台となる観音寺市は香川県の西端に位置し、その歴史は古く、町中を歩けば日本のルーツを知る事ができる名所が点在している。そこからインスピレーションを得たミュージシャンによる楽曲を聴く事で、世界中どこからでもネット経由で観音寺の風景や匂いを感じることができ、音楽を愛する人たちは観音寺や伊吹島を想像し、知ろうとし、そして足を運ぼうとする。8月3日と4日には、一足早い完成披露イベントが観音寺市の赤煉瓦倉庫／かまぼこ音楽堂で開催され、地元住民はもちろん地方からも数多くの来場者が足を運び、この土地ならではの魅力を堪能していた。

今後は巡回公演も予定されていて、先日終了した伊吹島をテーマとした楽曲公募のグランプリも間もなく発表されるとのこと。ますます目が離せないプロジェクトである。

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