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暮らしの中の活きるセンス──Lehによる展示「Sense Of Living」が開催中｜パーティーに山川冬樹、仙人掌、cutsigh、原島”ど真ん中”宙芳、SUIMINら

Art&Culture ｜ 2021.08.13 Fri

アパレルブランドLehが世界各国で買い付けてきた主に一点ものの生活雑貨/民藝品/家具などの展示を不定期で開催している＜Sense Of Living by Leh＞が下北沢CREAMで開催中。「暮らしの中の活きるセンス」を意味するこの展示では、デザイナーが各国への旅で買い付けてきたフレッシュなアイテムを展示販売する。会期は8月11日から17日（火）。実に4年ぶりとなる。さらに8月14日（土）には、山川冬樹、仙人掌、cutsigh、内田コーヘイ、原島”ど真ん中”宙芳、SUIMINが登場するパーティーも開かれる。

Sense Of Living by Leh「tabino kakera ten」

柳宗悦が造語として誕生させた“民藝”という言葉。
彼が見出した美的価値とはまた別の視点で僕なりの民藝を探し、伝統美の再評価/再発見をするべく旅を続けている。
2020年、冬。単身スウェーデンへと旅に出た。
そこで出会った年月により熟された陶器たちは、現代の未だ混沌とした暮らしの中で活きるものばかりで
それはまさに民衆のために作られた美しい民衆的工藝だった。
「tabino kakera ten」三上卓也

2019年末にCOVID-19が発生し、インドはおろか海外へ渡航することが出来ない状況で、2020年末、デザイナーは単身スウェーデンへと向かった。小規模だが開催されていた蚤の市やアンティーク・ショップを回ると、暮らしに一番寄り添う陶器や食器が多く並んでいたという。このような状況下でも古くから現代までの間に熟された庶民的かつ暮らしの中心となるものたちを見て、日本へと届けることが最も困難であるだろう”ワレモノ”ばかりをセレクト。その温かさ、美しさに触れ、暮らしに小さな彩りを添えることが出来れば嬉しい。

他にも、今回珍しくデザイナー自らカスタムしたアフリカのサイザルバッグ（完全数量限定）や、国内外の古道具や民藝品／西アフリカ藍染手織手紡ぎのブランケット／一針一針手で刺し子を施した一点物の伝統生地KANTA（インド・バングラデシュ・パキスタン）／キルト／インドの宝石と称される「FOREST ESSENCIAL」のアーユルヴェーダソープ／日本では珍しいインドアンティーク・ヒマラヤ杉の棚／インド・チベット・ルーマニア等世界各地の民族衣装／軽くて暖かいヒマラヤ産パシュミナショール／アンティークパーツ等を展示販売する。

14日（土）には山川冬樹、仙人掌ら

14日（土）には下北沢CREAMにてパーティーが開催される。ライブアクトには自らの声・身体を媒体に視覚、聴覚、皮膚感覚に訴えかける表現で、音楽／現代美術／舞台芸術の境界を超えて活動する山川冬樹。骨伝導マイクや電子聴診器などを用い、己の身体をテクノロジーによって音や光に拡張するパフォーマンスや、南シベリアの伝統歌唱「ホーメイ」を得意とし、これまでに16カ国で公演を行う山川冬樹、MONJUや1982S、Dogear Records、WDsoundsを拠点に活動する東京最高峰のMC・仙人掌、日本ダブシーンからAUDIO ACTIVE、MELONMANの一員であるcutsigh、内田コーヘイらが出演。

山川冬樹『岩とヒト』

仙人掌｜Senninsho – SEKTION RED EXCLUSIVE（Prod By GENJU）【Official Video】

またDJとして、Leh三上の盟友でもある原島”ど真ん中”宙芳、Mars89とGood Prophetsや〈南蛮渡来〉を主催するSUIMINが登場。展示とともに、摩訶不思議な音楽体験を体験できるはずだ。さらにFOODでは、デザイナーが”食べると体が元気になる”と熱弁する人気店ami curryが貴重な出店。ARTでは、常設展示にて斎藤秀起（dharmrart）が絵画を飾る。他にも、各分野の精鋭たちが参加する。Lehならではのラインナップをぜひ堪能して頂きたい。体調にはくれぐれもお気をつけて。