田巻裕一郎の展示会＜building②＞が代々木上原・村世界にて開催｜初日には3年ぶりとなるライブ・ペインティングも

GEZANや＜全感覚祭＞のアートワークなどで知られる美術家の田巻裕一郎が、代々木上原・村世界にて展示会＜ building② ＞を開催。初日となる7月16日（土）には、2019年以来のパフォーマンスを会場にて行う。

村世界で「生まれる過程」を目撃｜BLKOIL Recordsが楽曲を提供

田巻はシルクスクリーンを用い、独自のイメージを表現する。筆で描かれる絵画とは違う、どこか静かで冷静な佇まいと、印刷ともまた違う、人の動きや熱を感じるその画面は、まさに田巻裕一郎独自のスタイルだ。

本来、大量生産を目的に発達したシルクスクリーンという技法は現代において主にTシャツなどの衣類への印刷方法として知られているが、田巻はその技法を用いて大量生産とは程遠い、唯一無二のイメージをその場で現場に落とし込むLIVE SCREEN PAINTというパフォーマンスを近年行ってきた。

今回は展示の初日となる7月16日（土）に、2019年以来のパフォーマンスを行う。淡々と同じプロセスを繰り返すことで現れる巨大なイメージは、どこか儀式のようでもあり、普段我々が見ることのない「生まれる過程」を目撃できる貴重なチャンスだ。巨大なイメージが徐々に現れる静謐な時間、極限まで研ぎ澄まされていく作家の集中力、そして今回の展示のためにBLKOIL Recordsより提供された楽曲が、空間全体をさらに別次元のものへと変えてくれるだろう。是非会場で、自身の五感で体感してほしい。展示は7月22日（金）まで。