『タモリ倶楽部』や『共感百景』でもおなじみの吉田靖直だが、『持ってこなかった男』『ここに来るまで忘れてた。』『今日は寝るのが一番よかった』などエッセイ本でも人気を集めており、その執筆活動も話題だ。
また、音楽アーティスト・xiangyuは、カジュアルファッションマガジン『Maybe!』での連載「寿日記」をまとめ、新たに加筆した初の単行本デビュー作となるノンフィクションルポエッセイ『ときどき寿』を今年11月25日に発売した。
そんな音楽業だけでなく、執筆活動などクロスオーバーし続ける両者が1月22日(日)に青山ブックセンター本店で対談イベントを行うことに。この度イベント開催を控える両者の、互いに聞きたいこと、気になっていること、そして著書についての感想を事前リサーチ。果たして当日は、互いの質問について、どんな回答が出てくるのか。イベントへの期待感と共に、こちらもご一読あれ。
xiangyu(『ときどき寿』) × 吉田靖直(『ここに来るまで忘れてた。』)|対談イベントを控える両者から“事前質問”が到着!
xiangyu コメント
下心が色んなエピソードの裏に大体あって、それを包み隠さずさらけ出せてるのが吉田さんらしいと思いました。
トリプルファイヤーの曲の歌詞もそういう率直な感覚とか思ったことが、思ったまんまの言葉で書かれてるのが魅力ですが、文章を書く時と歌詞を書く時で何か違いはありますか?
町ごとのエピソードがかなり豊富にあるのがすごいと思いました。
私は途中下車して行き当たりバッタリの旅みたいなことをやる時も、南口と北口なら北口のが色々ありそう、みたいな何となく損したくない感覚で先にちょっと調べちゃったりするんですが、吉田さんは本当にその時々で何かに突き動かされて行動してるのがすごいし面白いです。何が吉田さんをそうさせてるんですか?
とても読みやすい文体ですが、文章を書く上で参考にしてる人や意識してることってありますか?
吉田さんは話し方もそうですが、独特なリズムがあると思いました。

2018年9月からライブ活動開始。 日本の女性ソロアーティスト。読み方はシャンユー。 名前はVocalの本名が由来となっている。
Gqom(ゴム)をベースにした楽曲でミステリアスなミュージックビデオも公開中。2019年、5月22日に初のEP『はじめての○○図鑑』をリリース。2020年にも6月5日、デジタルEP「きき」をリリース。2021年5月にはドトール愛が爆発した「ミラノサンドA」をシングルリリース。
毎年夏に開催している自主企画イベント<香魚荘>では音楽のみならずxiangyuが今面白いと思うヒト・モノ・コトが集うイベントを開催している。音楽以外でも元々活動しているアートやファッション、映画への出演など、垣根を超えた活動を行っている。
また、2022年の7月16日からはxiangyu自身が主演・主題歌を担当した、映画『ほとぼりメルトサウンズ』が新宿のK’s cinemaより順次、全国公開されている。
吉田靖直(トリプルファイヤー)
①本の最後があまり感動的にならず平熱で終わっていくところがいいなと思ったんですが、最後もっと感動的にしようか、とか考えましたか?
②横浜の人にとっての寿町は普通に遊びや飲み目的でフラッと行く場合もあるような場所なのでしょうか。それとも用がないと立ち寄らないような場所でしょうか。
自分の地元にそういう場所がなくて感覚がわかりきれない部分があるので。

バンド「トリプルファイヤー」のボーカル。1987年香川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。音楽活動のほか、映画やドラマ、舞台をはじめ、大喜利イベント「共感百景」「ダイナマイト関西」などにも出演。また雑誌や各種WEBサイトでコラム執筆も多数あり、マルチな活動で注目を集めている。趣味は「ヤフーニュース」コメント欄を見ることと、サウナに行くこと。著書に『持ってこなかった男』(双葉社)、『ここに来るまで忘れてた。』(交通新聞社) 、『今日は寝るのが一番よかった』(大和書房)がある。
当日は上記の質問だけでなく、お互いについてより深いところまで迫った対談企画になるだろう。ぜひこの機会に著書、そしてイベントをチェックしてほしい。