レッツ・ゾンビウォーキング!
集合場所に向かうとすでにゾンビの集団がスタンバイ、先頭集団がスタートしたところでした。朝まで天候がはっきりせず参加人数に若干の不安があったのですが、どこまでも続く想像以上のゾンビの行列……。
今回のゾンビルートはいたってシンプル。集合場所の代々木公園原宿門を出発→ドッグラン裏→噴水前で集合写真→撮影後は現地解散。
「人を襲わない」、「ゆっくり歩く」、「過剰なコスプレはNG」など何点か注意事項がありました。今日ばかりは人間を襲うというルールもお休み。身体は腐り始めているけど大事なところは腐ってないのです。
公園に居合わせた人たちの視線を独占する行列。そうですよね、白昼堂々とゾンビが列をなして歩いているのですから。でも現実です、パンデミック起こしたゾンビの行列です。
腐り始めた身体を引きずりつつ歩いているとワンちゃんの散歩に遭遇。この子たちは大人しかったですが、中にはゾンビに向かって吠えたり、思わず後ずさりするワンちゃんも……。分かるよ、その気持ち。
ゾンビになってウォーキングをしていると、様々な人間と会いました。何度も何度もカメラを向けてくる人、決して目を合わそうとせず背中で感情を物語る人、積極的に話しかけてきてコミュニケーションを取ろうとする人……。小さい子がゾンビの列を見て泣き出した時は、さすがに申し訳なくて胸が痛みました。
そうか、これがゾンビの見ている世界なのか……。
この人もゾンビ
もちろんこの人たちもゾンビ
どのゾンビもとても堂々として、初対面とは到底思えない和やかさで話しながら歩いています。ここ何年かでハロウィンやコスプレイベントが定着したことも影響しているのか、衣装やメイクの作りこみ方からはただモノじゃない雰囲気が醸し出されています。
もしかしたら一通りのコスプレ・仮装をして、たどり着いたのがゾンビなのでしょうか? だとしたらゾンビって相当奥が深いですね……。
そうこうしているうちにゾンビ一行は記念写真の撮影場所へ。名残惜しさを感じつつ振り返ってみると……
どこまでも続くゾンビの行列。そりゃ子供も泣くわ! そして、ゾンビウォークはついにフィナーレの記念写真撮影へ。
夢のゾンビオールスターズ。掛け声はもちろん……
せーの! “はい、ゾンビッ!”
画面からあふれ出さんばかりのゾンビ! ビバ、ゾンビ!!
老若男女のゾンビ。国籍も色々。