同じように感じたのかAKLOが登場する17時頃にはフロアはほぼ満杯に! 何度もいうがド平日の金曜日のお台場ZeppTokyoの2400人を超えるキャパのフロアスペースが17時にも関わらずほぼほぼ満員。。。。。いわゆる学生ばかり、はたまたアイドルの単独公演なら分かるが幅広い層が意欲的に楽しもうとする集中力みたいなものこの時点ですでにあり、おじさん強く感動。。。。。
Photo by 横山マサト
それも束の間AKLOがリリースしたばかりの新作『Out of the Frame』からの曲も織り交ぜた15分というコンパクトすぎるライブを披露。AKLOがトップバッターで15分だけというなんとも贅沢すぎる展開にもう鷲掴みされただけでなく改めてAKLOのスケール感とカリスマ性を再確認。MCで言っていた「オープニングアクトを務めれて光栄です。」というコメントが印象的で、それだけこの<HOT97 SUMMER JAM>という概念は一過性のものではないんだなと感じるには十分な真摯かつ濃厚な15分だった。
続くライブアクト、BANGKOK INVADERS & DABOYWAYがまた15分という短い時間にも関わらずトラップ〜ベースミュージックを消化したショウケースを展開し、会場の温度をあげていく。その後のライブアクトでは、Def Jamとの契約を呼んだAK-69が登場し、独自の世界観をみせつけた。どうやら若干アウェイの空気となっていたにも関わらずAK-69は最後まで手を緩めずしっかりと自らのメッセージを体現したライブをみせていた。
ライブアクトの合間に行われた人気パーソナリティーのDJ KAST ONE & EBRO &ROSENBERG & LAURA STYLES、DJ ENUFF & MEGAN RYTEによるDJタイムではダンサーが現れ、90年〜00年代のクラシックスを連打し、いわゆる転換DJ=ほぼほぼBGMではなくしっかりとフロアをロック。よくあるアクト以外は休憩というモチベーションではないことが瞬時にわかる。コール&レスポンスに会場は大盛り上がり、幅広い選曲を矢継ぎ早に連発していく中で、ZEPPTOKYOが完全にクラブと化す。思えば、そいえば何でZEPPTOKYOなのだろうという疑問はもはや吹き飛ぶくらいサウンド含め理想的な空気が仕上がっていた。わずか10〜15分ずつ程度(!)の演目にも関わらずまだ18時前だというのに会場はすでに熱気ムンムン。
Photo by 横山マサト
※HOT97 SUMMER JAM TOKYOオフィシャルフォト
Photo by 横山マサト
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そんな中、18時半頃に突如ステージ後方にある大型スクリーンにてOMARIONの煽り映像が流れると一斉に大声援が会場を揺らす。文字通り揺れたと思うくらいの大歓声。OMARIONが軽快なステップで登場する頃には会場は超満員となっていた。
Photo by 横山マサト
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ここからライブアクトがFABOLOUS、PUSHA Tそして大トリとなるFRENCH MONTANAまで怒涛の勢いでなだれ込んでいく間、気づくのは、とにかく彼らのヒット曲の多さだ。何曲もアンセムを持っているためコール&レスポンス、合唱が幾度となく行われる。そしてその中で、ライトファンからコアファンまでしっかりとロックできる彼らの表現の幅広さにも改めて凄いと痛感させられる。
Photo by 横山マサト
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途中あまりの大歓迎にあのコワモテなFABOLOUSもPUSHA Tも笑顔をみせ、感謝のコメントをしていたのはとても印象的だったし、オーディエンスが待望の来日となる海外アクト勢に素直に興奮、感動しているのを肌で感じられた。
それぞれキャリが長いというのもあり、フロアを自由自在に支配するかのような余裕のパフォーマンスにプロフェッショナルとしてのプライドみたいなものを感じる短かくも非常に満足度の高いライブが次から次へと展開された。オープニングからラストまでアーバンミュージックをとことん浴びた素晴らしい一夜となった。
※HOT97 SUMMER JAM TOKYOオフィシャルフォト