不動の人気を誇るデザイナーズ・ホテル「ACE HOTEL」
NYのホテルを代表する「ACE HOTEL」は相変わらずの人気です。ここはレセプションの横にウェブ・ストアとリンクした多くのセレクト/コラボアイテムが販売されている、とても興味をそそられる場所です。その他にもオリジナルのエレクトリックギター弦やピック、「ペンドルトン」に別注したキングサイズのラグなど、ヴァリエーションがとても豊富で楽しめます。そして、ロビーには多くのソファやテーブルなどもセンス良く置かれ、多くの人々でごった返していました。
また、1階には雑貨をメインにした「PROJECT NO.8」というセレクトショップがあります。ここにはトラベルグッズや文房具、生活雑貨などがセンス良くセレクトされており、大変良いショップでした。チャイナタウンではクロージングに特化したセレクトショップもオープンしたそうです。
以上、今回のNYではメンズの展示会に始まり、ギャラリーやショップのリサーチ、そしてカフェや様々なタイプのレストラン、ホテルなどなど、衣食住を文字通り探求出来た出張となりました。その3つのバランスの良さやセンスの良さ、そして多くのテイストを独自にミックスする素晴らしさが、まさに今のNYの魅力であると感じました。極寒の気候と大雪に何度も見舞われたものの、街自体の魅力に大きく包まれて本当に思い出深い出張になりました。おそらくパリやフィレンツェなどでは絶対に感じられなかったこのミックス感こそ、NYの最大の魅力だと思います。
★「アメリカ・ニューヨーク編」いかがでしたか? 3回に渡ってお届けしてきた「海外レポ:橋爪信之がゆく!」は今後も不定期で更新予定です! 引き続き、お楽しみに!
著者プロフィール
橋爪 信之
伝説のマンチェスターのレコードレーベル〈FACTORY RECORD〉全盛期、ロンドン在住時にトニー・ウィルソンとの仕事を通じてUKロックに強い刺激を受ける。その後、イタリアのミラノ、フィレンツェにてファッションのバイイングオフィスを立ち上げ、イタリアのみならず欧米のファッションに深く関わり帰国。その後、パリ〜TOKYOでのファッションディレクションの仕事を3年間経験後帰国。そして国内の様々ブランドのディレクションワークをこなす。