TV、ラジオ、雑誌など、あらゆるメディアがこぞって取り上げたクエンティン・タランティーノ監督最新作で、9作目の長編『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が8月30日に公開されました。その豪華キャストと細部まで映画愛溢れる映像、監督定番のストーリーは好評を得、現在も絶賛ロードショー中です。

その内容の濃さに「2回目も観ちゃった!」というリピーターの方も多いはず。Qeticでコラムを連載中のレイチェルさんもその一人。昨年の<爆音映画祭>で『デス・プルーフ in グラインドハウス』の感想を書いていただいたように、生粋のタランティーノファンでもある彼女は、公開初日の朝に劇場へ向かい、翌週にまた観に行ったようです。

Twitterを見ていたところ「(『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観て)大泣きした」とレイチェルさんのツイートを確認。昨年の『カメラを止めるな!』以降、コラムを更新していなかったレイチェルさんに早速連絡を取ってみると「コラムを書くのダルいから」という理由で呼びつけられ、編集部が到着したときには、すでにビールをぐびぐびと、杯を乾かしていました。

コラム更新が滞っていた理由についてお伺いすると「映画は観てたんだけど、書くのが怠くて書いてなかった。あと、最新作を観れてなかった。Netflixとかレンタルとか観てた。あと、試写会とか行けなかった……」と続けます。と言いつつ、知らない間にラザニア頼んでるし……。

……ということで、「レイチェルの全然ファイトクラブ Vol.08『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の感想」はじまります!(作中の細かい描写に言及している箇所がありますので、ネタバレにご注意ください)

レイチェルの全然ファイトクラブ Vol.08『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の感想

映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告 8月30日(金)公開

──「大泣きした」ってツイートしてましたよね。あと、事件について知っておくべきとも。

どこから話そうと思ったんだけど、まず、私はもう2回観てるのよ。で、1回目は公開当日にどうしても観たくて朝イチの回に行ったの。それでプレミアムシートを取ってゆったりと観たんだけど、最高だったし、なんか泣いたよ。

まず前提として、タランティーノの作品には押さえておくべき情報がたくさんあるじゃないですか。オマージュネタとかは山ほどあるんだけど、これから観る人に伝えたいのはシャロン・テート殺害事件(以下、事件)について知っておくべきってことね。ついでに『マインドハンター』(Netflixオリジナルシリーズ)も観ておいた方が良い。

事件について知っておかないと、ただ面白かっただけで終わっちゃうの。だから、もしシャロン・テートのことを知らないで観に行ってしまった人がいるのだとしたら、もう一回調べてから、また観に行って欲しい!

──2回観ても全然飽きない映画ですよね。映画愛に溢れているというか。

この映画、最初っからタランティーノのこれ大好きなんだっていうのが伝わってくるじゃん。いまどきそういう作品ってないなって思って。ウエスタンもハリウッドの感じも好きだし、映画好きだし、映画の中で映画撮っちゃえば良いんじゃね? 全部やっちゃお! と。そんなのが通用するのって、本当に大好きな人が撮ってるからだなって思ったの。だから最初のシーンから私は泣いてしまったよ。白黒で始まって、「バンティーロー!」ってやつから。好きなことやってんじゃんまた〜〜〜!! 

<ハリウッド1969>編 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』特別映像 8月30日(金)

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──その時点でニヤニヤしちゃいました。

あんなに映画愛溢れてるピュアなことってさ、ネットでどう書かれるとか気にしてあんまり派手な動きができなかったり、思ったことを言えなかったりするじゃん。それなのに好きなことをやるっていうのをまだ続けてる。タランティーノってずっとそう。最初のシーンで車からカメラが離れていって、オープニングクレジットがバシッと決まってさ。それからずーっとカッコいいんだよね、全員。カットも絵も。

でね、もしかしたら英語をわかる方が笑えるのかなって思った。タランティーノのセリフってすごいリズムが良いから、最初のプロデューサー(アル・パチーノ演じる)との会話もすごい面白いんだけど、あんまり笑いが起きてなかったから、もしかして字幕だとそういうことなのかなって。

──悪い言葉吐きまくりながら泣いちゃうみたいなシーンもありましたよね。

最初の方のシーンでリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)が泣きながらクリフ・ブース(ブラッド・ピット)にサングラスを渡されるシーン、可愛かった〜〜!! 「もう泣いてやるよ!!」って。この映画のディカプリオは超キュートだった。絵になるってああいうことなんだ。

<男の友情>編 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』本編映像 8月30日(金)公開

──レイチェルさんはどこで泣きましたか?

たくさんあるけどさ、シャロン・テート(マーゴット・ロビー)が映画を観に行って喜ぶシーン。泣いちゃったよ。私も映画観るとき眼鏡かけるんだけど、彼女もそうだった。それで「私じゃん!」って。それでまた涙が出ちゃった。

事件のこと知ってると、彼女が被害者だと思って観るじゃん。でも映画の中では、本当に、ピュアネスが出てる。ニコニコした笑顔で周りが笑ってるのを聞いたりして「へへへ」とか、可愛いんだよ!!!

──シャロン・テート含め、映画に出てた女の子全員が可愛すぎました。

そう! タランティーノは足の裏が好きじゃん。それもやっちゃっててさ、ラブが詰まってるんだよな〜〜〜。本当に女の子がチャーミング。だからシャロン・テートも、ヒッピー役で出てたあの彼女もそう! 名前、あとで付け足しといて。あんなのさ〜〜! なにそれ〜って!! 可愛すぎ。

──以前コラムに書いてもらった『デス・プルーフ』の女優さんも出てましたね。

また名前ど忘れしちゃった……。『デス・プルーフ』でボンネットに捕まる女性が、スタントマン・マイク(『デス・プルーフ』に登場する殺人鬼)を演じてたカート・ラッセルの嫁役でこの映画に出てるの。自分の作品いじりっていうかさ、すごい良いよね。タランティーノの中でスターシステムを採用してるというかさ。ちょっとディズニーっぽいなって思ったりもした。女優さんの名前、忘れてないていで書いておいて!

それで、ディズニーを褒めるシーンが出てくるじゃん。子役の女の子が。ランサー……、なにランサーだっけ。マイメロ・ランサー? だっけ……。思い出せない……ひどすぎる……。

──註に書いておきます。

あのめっちゃ可愛い子が「演技がちょっとでも良くなるなら本番前にご飯食べない」とか言ってたじゃん。私もそうなのよ。こんなに小さい女の子がそれをやってるって……! 私がそれわかるようになったの最近だよ! 偉くない??? しかもリックの隣であんなこと言ってさ。しかもリベンジ戦の時にも、10歳なのにあんなことまで……。一個一個が全部可愛いの!


註:ヒッピー役で出てたあの彼女……マーガレット・クアリーのこと。
『デス・プルーフ』の女優さん……ゾーイ・ベルのこと。
子役の女の子……役名はトルディ・フレイザー。演じているのはジュリア・バターズ。

<ハリウッド女優シャロン・テート>編 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』本編映像 8月30日(金)公開

<謎の集団 マンソン・ファミリー>編『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』本編映像 8月30日(金)公開

ディカプリオ&天才子役の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』共演シーン

──女の子は可愛いし、男も様になってましたね。

ブルース・リーがクリフと揉めるところね。クリフまじでカッコ良すぎでしょ〜〜〜!!! 描き方が良いよね〜! 

言ったらさ、リックはキャリア的に結構うまく行ってるわけじゃん。でも勝手に落ち込んでる。現時点ではそんなことないのに、必要以上に悲観してるなって思ったの。でも、本当にそういう人いるなって。俺はもうダメだ、おしまいだ、落ち目だっていう。そんなのまだまだ分からないのにさ……。対照的にクリフは、こう言うと語弊があるけど、リックほど輝かしい仕事をしてないのに、超カッコいい。

──やっぱマッチョ最強だな! って思っちゃいました。

フィジカル強い奴が結局人生に対するQOLが高いみたいなさ。面白くない?? ちゃんとお金持ってていいもの食べてる彼よりも、マカロニチーズ食べてるクリフの方が飄々と自分の人生に納得を持って生きてる。満足していて、自信ある人がカッコいいん。それは今結構知りたかったことでもある。

コミューンのシーンもさ、昔の知り合いだっていう人は死んでんじゃないかって思わなかった? 骨だけになってて、部屋に入った瞬間に振り返ったら、後ろで赤髪が銃でも構えてんじゃないかって。でも本当にジジイが寝っ転がってるっていうさ(笑)。

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──そうなってもマッチョだから大丈夫だろうねって、謎の安心感もありました。そのあと一人ボコボコにして(笑)。

そのシーンで、馬で駆けつけたけどギリギリ間に合わなかったテックスもカッコよかったなぁ〜〜〜。でも、なによりブラピが全編に渡ってカッコよかった。ブラピ無双だったよ。大好きなブラピ。このブラピが観たかった。

──ブラピ、今55歳です。

え、ブラピ55歳なの? ありえん。あの屋根の上で無駄に服を脱いでるシーンはヤバくなかった? ただのサービスショット。あの時立ち上がりそうになったよ。ハァァって。正直、2回目観に行ったときはうとうとしてたけど、またびっくりしちゃったよ。はぁ〜〜〜、ほんとに、フィジカル強いやつが今の時代さ、良いんだよ。

アーティストのライブを観てても思う。結局、ラッパーもバンドもそうだと思うけど、ステージ上で体力ある人には惹かれる。疲れてる人とかよりも、汗かいててケモノのような人って見応えがあるんだよね。今はインドアな人が多いし、そういう人ももちろん良いんだけど、ムキムキのブラピを観た後だと、カラダだよね!! って。余裕ある人はカッコいい。

ブラピのサービスショットと話題シックスパックが解禁/映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』本編映像

──マカロニチーズも豪快に食べるし。映画観たあとお腹空きませんでした?

私、マカロニチーズ大好きなの。それで、クリフがマカロニチーズを作るシーンあるじゃん。家に母から直送されてたのがあるんだけどさ、映画観たあとに帰ってすぐ作ったわ!!! しかもあの食べ方するの。映画とかテレビ観たりしながら鍋ごと食べる。ずっと同じ味だけど一生食べてられるじゃん。あーー、もう考えただけで食べたくなっちゃった!! ワンちゃんにドボンってやるのもすごい好きなシーンよ。

あと、事件の当日に飛行機で戻ってきたあと、夜の街でライトがパパッとつくだけのシーンが続くんだけど、そこも大好き。なんかはじまるぞっっ!!! ってさ。ネオンライトも素敵だし、本当に感動した。雰囲気作りが上手いよね〜〜〜〜。タランティーノのこと、好き。好きになっちゃった。毎回過去最高記録を更新してくるから、なんなのお前!? って、ちょっとイラつきもした(笑)。また更新してくるじゃん……って、みんなイラついてたと思う。

──それで最後のシーンに向かっていって……。

最後のシーンもやばかったね。『ストレンジャー・シングス3』に出てた女の子(マヤ・ホーク)が一人帰っちゃうのが最高だった。ナイフ忘れちゃったから、ちょっと行くわ、先行っててね! って、超良い役。

それで事件が起こるわけだけど、タランティーノ映画定番のストーリーに流れていくわけよ。ボコボコにするのも、事件を知ってる人からしたら──アメリカの人は相当多くの人が知ってるんだろうけど──すっごいスカッとする。それはどうなのって思うかもしれないけど、言葉にするのも難しい事件だから、火炎放射器まで出して、あそこまでやるとさ。

しかも終わったあとに、「なんだったのあれ?」って隣人が話しかけてくるじゃん。そこからもう涙。入口で話してたら、インターホンで「隣人って、リックのことでしょ? 私ファンなの。そこにいるの?」って、喋り方もすごくチャーミングだった。それで、4人で、みんなで飲もう! って。そしたらもう泣くじゃん〜〜〜!! 

<全部 観タランティーノ>編 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』8秒予告 8月30日公開

──リックが火炎放射器を倉庫から持ってきたとき、「あのシーンのだ!」って思うじゃないですか。同じにようなことを隣人さんも、ニコニコしながら話して。

そう。リックもすごい悩んでたわけで、隣にロマン・ポランスキー監督とシャロン・テートが引っ越してきて、「チャンスだ!(笑)」みたいな感じで言ってたら、実は彼らが自分のファンで「火炎放射器」だけでいろんなことを分かってくれたりさ。あんなの救いしかないよね。超感動しちゃった。

でも終わったあと、劇場の様子が「面白かったね! スッキリしたね」って感じだったから「おい!」って思って、だから私はTwitterで情報を発信したの。知らない人がいるんだったら、これだけは知っておいてほしいと。冒頭でも言ったけど、タランティーノの細かいネタは知ってれば知ってるほど面白いけど、わからないことの方が多いのであればとりあえず一回置いて、それだけでも知ってれば全然違うよって思った。

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──2回目観たときに印象変わりましたか?

気づきがありました。この映画はもしかしたら途中で寝たりトイレに行きまくった方が面白いんじゃないかって。長いじゃんこの映画。知った上で観てみて、そんな気がしてたから通路側に席を取ったの。大成功。トイレじゃんじゃん行きまくったよ。

映画って安くはないじゃん。2,000円近く払って、3時間はしっかり観なきゃって思っちゃう。そんなんじゃない。平日のガラガラの通路側。この映画はそれが正解です。私、解を導き出した。トイレ行きたいときにいつでも行けるくらいのテンションで観た方が、ちょー楽しいから。素晴らしい映画で心が震えたけど、その見方をしたら娯楽として超A級。ご飯とかジュースをズビズビいきながら。映画の中の人がそう楽しんでるように、っていうくらいに。あれはもう居眠りしたりトイレ行くためにある映画といっても過言ではない。っていう結論に達しました。トイレを我慢しなきゃって苦しんでる人に、行ってもいいんだよって。真ん中の席だと迷惑かけちゃうから、通路側を取っときなって思っちゃう。

──大きいスクリーンで見るとなお良しですね。

私のオススメは「TOHOシネマズ 六本木ヒルズ」かな。それで後ろの方で観る。いろんなところに見所があるから、すごい観察させられるし、見方によって楽しみ方が変わる。本当に私が言いたかったのはそれだけ。トイレに行って、居眠りするだけの映画。結論出ました。いいのよもう、観なくても。観たら超楽しめるけど。もう伝わったでしょ。愛ゆえよ。ちゃんと観てもいいし、観なくてもいいけど、最悪トイレに行けるように通路側を取るのがオススメです。以上! 終わりです!

p.s. ワンハリって呼ぶのなんか変じゃない? ピース!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
8月30日(金) 全国ロードショー

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レオナルド・ディカプリオ/ブラッド・ピット/マーゴット・ロビー/エミール・ハーシュ/マーガレット・クアリー/ティモシー・オリファント/ジュリア・バターズ/オースティン・バトラー/ダコタ・ファニング/ブルース・ダーン/マイク・モー/ルーク・ペリー/ダミアン・ルイス/アル・パチーノ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

<ストーリー>

リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたTV俳優。
映画スター転身の道を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支える
クリフ・ブース(ブラッド・ピット)は彼に雇われた付き人でスタントマン、そして親友でもある。
目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに精神をすり減らしているリックとは対照的に、
いつも自分らしさを失わないクリフ。パーフェクトな友情で結ばれた二人だったが、時代は大きな転換期を迎えようとしていた。

そんなある日、リックの隣に時代の寵児ロマン・ポランスキー監督と
新進の女優シャロン・テート(マーゴット・ロビー)夫妻が越してくる。
今まさに最高の輝きを放つ二人。この明暗こそハリウッド。リックは再び俳優としての光明を求め、
イタリアでマカロニ・ウエスタン映画に出演する決意をするが―。
そして、1969年8月9日-それぞれの人生を巻き込み映画史を塗り替える【事件】は起こる。

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INFORMATION

chelmico

Rachel(レイチェル)とMamiko(マミコ)からなるラップユニット。
2014年に結成、2016年に1st Album「chelmico」、昨年9月には「EP」をリリース。
等身大のリリックのおもしろさは勿論、そのかわいらしい容姿から想像を絶するラップスキルと、キャッチ―なメロディーに乗せる滑らかなフロウが音楽業界の全方位から大評価を受ける。さらに、HIP HOPという枠に捉われないPOPセンスと2人の自由気ままなキャラクターが、クリエイターからの注目を集め、新人ながら企業のCMやwebCMのオファーが殺到!
2018年8月にワーナーミュージック・ジャパンアンボルデからメジャーデビュー。2019年1月にリキッドルームを含む自身初の東名阪ワンマンツアーを行い全会場SOLD OUT!ライブも精力的に行われている一方で、音楽のフィールドを超え様々な方面で活動中!

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