「日本=寿司」ではないのと同じように、もちろん「ジャマイカ=レゲエ」ではない。しかし来てみると、思った以上にレゲエの国であるジャマイカ。
ストリートではガンガンにレゲエが流れていて、店や車などでもほとんどの人がお気に入りの曲、トレンドの曲を聴いている。バーガーキングや公共のバス車内でもだ。
そして、ジャマイカにもクラブがある。だが、それ以上に野外でのパーティーが多いように思う。と言うか毎晩だ。アップタウンなものからゲットーで行われているものまで、パーティーは多岐にわたる。
こちらはスパニッシュタウンロードというゲットーの道端で毎週月曜に開催されている「チープマンデー」。
入場はフリーで、地元の人たちが楽しんでいる雰囲気。もちろん屋外に大きなサウンドシステムを出して行われているので深夜に爆音が響き渡っている。
バーカウンター。奥を見るとわかるが、昼間は売店を営んでいて、夜のパーティーになると店の前にテーブルを出してバーカウンターとなる。ビールは300ジャマイカドル(約300円)、レッドブルは350ジャマイカドル(約350円)で販売されていた。
毎週日曜日に通称レゲエマウンテンと呼ばれる山の上のキングストンダブクラブで開催されているパーティーでは、ラスタのスピリチュアルな雰囲気に取り囲まれた場所で、ダブやルーツレゲエを中心とした選曲でゆったりと楽しめる。
夜景スポットとしても有名で、ジャマイカの人口の約4割が暮らすと言われるキングストンの街を一望。
「夜景綺麗やな~」「ほんまやな~」と話すジャマイカ人3人組。
そのほか、毎週水曜日に人気パーティーがあったりと、レゲエミュージックが好きなら毎晩楽しめるのがジャマイカ、キングストンである。
DJのセンスや場所柄、パーティーの趣向によって、ヒップホップやポップなども織り交ぜてプレイされる。
大体深夜3時頃にパーティが終わるのだが、その終わり方の多くが「POLICE LOCK OFF」といって、警官がショットガンを持って止めに来る。
こうなったらパーティーはもう終わり。音が止まり、皆そそくさと帰っていく。
外国人がジャマイカの夜道を歩いて帰るなんてもってのほか。絶対にタクシーなどで移動しよう。
つづく