今回LAに来た理由は、CHRONIXX(クロニクス)というレゲエアーティストのショーを観るため。
現在のジャマイカ、そしてレゲエミュージックシーンを代表するアーティストの1人で、世界的にも注目を集める24歳。2011年頃に頭角を現し、MAJOR LAZERのプロデュースで発表したミックステープで一気に火が着いた。
Chronixx – Smile Jamaica (Official Video) – prod. by Silly Walks Discotheque
SEAN PAULの世界的ヒットでも知られる2000年代からのダンスホールレゲエの盛り上がりが続く中で突如登場し、わかりやすい例でいうところのBOB MARLEYなどのような、ルーツロックをベースとした「レゲエ」で表現するシンガー。
Chronixx: “Majesty” (Official Music Video)
6月30日(金)にはアルバム『CHRONOLOGY』のリリースが決定しており、ほとんどが新曲で構成されるこの世界進出作がとても楽しみなところ。
CHRONIXXとバックバンドZINCFENCE REDEMPTIONのライブショーはジャマイカ国内でもなかなか観ることができず、貴重なもの。今年3月からはUSツアーを開催しており、「これは観に行くしかない」とLA公演をめがけてやってきた。
会場となったハリウッドのフォンダシアターにはLAの街中ではあまり見かけることのないラスタの人々が多く集まっていた。人種を問わないたくさんのオーディエンスもいて、CHRONIXXのグローバルな人気を確認することができた。
CHRONIXXの姿が見えた瞬間にフロアが沸き立ち、「Do you love Reggae music?」と端を発してショーがスタート。アレンジの効いたバンドサウンドでのヒット曲や新曲を、演奏を切らさずに次々と歌う。
約90分間が一瞬で過ぎ去るような感覚で洗練されたパフォーマンスにのめり込み、「あれ、もう終わり?」と、あっという間に終演。
観に来て良かった。
今年は<フジロックフェスティバル ’17>(7月29日(土))への出演も決定。CHRONIXXのライブが日本でもう1度観れる。