「ラスタファーライ」とは1つの生き方であり、人生観。略して「ラスタ」。
その思いをレゲエミュージックで表現するラスタアーティストたち。
ジャマイカを代表するラスタアーティストの1人TONY REBELが主催するラスタの祭典<REBEL SALUTE>が1月12日(金)、13日(土)に開催された。
場所はジャマイカの首都キングストンから車で1時間30分ほどのリゾート地オーチョリオス近くの海辺の広場。
ナチュラルな生き方を実践するラスタファリアンたちのショーは今年で25周年。もちろん「NO DRAG」。そして「NO MEAT」、「NO ALCOHOL」と、会場で肉類や酒は販売されていない。
会場で食べることが出来るベジタブルカレーやバーベキュー豆腐、フレッシュジュースなどのフードは体を癒してくれる。
他にはラスタカラーや手作業で作られたアイテムが並ぶマーケットや、ジャマイカで合法化となったマリファナのブースが立ち並び、趣向に応じて楽しく過ごすことが出来る。
ショーはラスタアーティストを中心に2日間で80組以上が出演。ハイライトとなったシーンも数多くあり、レゲエのフェスとしては世界最高峰だ。毎年開催前から話題となり、今年は首相も会場に姿を見せた。
出演アーティストがラスタの神 ジャーへの愛とジャマイカへの愛を叫ぶ、なんともピースな雰囲気が特徴。警備にあたっている警官の皆さんも思わずスマホを向けてしまうほど。
深夜からスタートし、終わるのはなんと翌朝10時頃という、日本のものとは全然違う時間帯になるが、朝方にかけてビッグアーティストが登場し、会場を盛り上げていく。
会場で販売されているラスタフラッグやブブゼラを使ってショーを楽しむのがオススメで、長時間になるので椅子を持っていくのがベターだ。
日が昇っても続くアーティストたちのショーに大満足。
世界にまだまだある、是非一度足を運んでもらいたい平和でスピリチュアルなフェスの1つ。
ジャマイカでのストリートスナップをインスタグラム ハイライト”JAMAICA”にて公開中。