春っぽい日はあるもののまだまだ寒い3月のある日、“ロンドンボーイズ”とかいうクルーからインスタグラムにメッセージが来た。
「よーよーよー、お前の写真クールだな。リンクしようぜ」「クロイドンで友達がソカのイベントやるから来いよ」
クロイドン?
クロイドンはロンドンの南の果て。バスを乗り継ぎ、ブリクストンから1時間ほどかけて向かった。
路面電車が走る大きな街の、ボックスパークというイベントスペースもあるモールのような施設でそのソカイベントは行われていた。
“ロンドンボーイズ”と会って色々話していくと、どうやらこのイベントは8月の<ノッティングヒルカーニバル>に向けたプレイベントみたいなもので、カリブ出身の人たちで賑わっていた。
ソカミュージックの地元トリニダード・トバゴはもちろん、ジャマイカ、グレナダ、バルバドス、バハマなど、故郷のフラッグを掲げている。
バンドやDJタイムでひとしきり盛り上がったあと、ちょっとしたカーニバルも。各国代表のダンサーが登場し、「トリニダード・トバゴのみんなー盛り上がっていこうぜ!」「ジャマイカから来た仲間はどこやー!」と煽りに煽る。
カリビアンやそのカルチャーが持つエナジーは本当に凄まじい。
8月の<ノッティングヒルカーニバル>が楽しみだ。
おっと、“ロンドンボーイズ”からの着信だ。
つづく