レゲエミュージックがとりわけ盛り上がりを見せているヨーロッパにはレゲエアーティストばかりが出演する音楽フェスも数多く存在する。
ドイツ西部の都市ケルンで毎夏に開催されている<SUMMERJAM FESTIVAL>もその一つで、その規模は世界中を見渡しても最大級だろう。
湖の中洲部分を利用して島のように作られた会場にはいくつのもステージが設置されている他、マーケットやキャンプのエリアも。360度まるっきり自然の中での開催だが都市部から非常に近く、アクセスはとても良い。このように都市と自然が共存するシチュエーションがヨーロッパには多いように思う。
会場のイメージは日本でいうところの<FUJI ROCK FESTIVAL>や<RISING SUN ROCK FESTIVAL>のようなもの。その全てのステージでダンスホールレゲエやルーツレゲエのショー / DJイベントが行われている。
特筆すべきと感じたのは来場者の年齢が若い層だということ、そしてショーのヘッドライナーを務めるのもCHRONIXXやALKALINEといった、ジャマイカから世界へ向けて今現在に活躍する若いアーティスト達だということ。
1日のクライマックスである彼らのステージで若いお客さんが大熱狂する姿を目の当たりにし、カリブ海からやってきたこの音楽が、カルチャーとして、そしてアートフォームとしてまだまだ発展していく未来を見た。
つづく