初めましての方も、そうでない方も、どうも現在、バックパッカー生活をしてオーストラリアに住んでいるよっちゃんと申します。

以前、日本に住んでいる際は、DJやイベンターとして活動していたのですが、現在は世界各地を転々と回って生活をしております。

日本を出て生活をしていると、その地方で独自の音楽シーンの発見があり、日本にずっと居ては見つけられなかったり、体感してこそ分かった発見などをコラムを通して皆様とシェア出来たらと思い、連載を始めていこうと思います。

まず、初めにここオーストラリアに来る前にフィリピンに三ヶ月程、滞在して居たのですが、その中で発見した、フィリピン独自のダンスミュージック”Budots”について今回は話していこうと思います。

ダンスミュージックと称して居ますが、メインでこの音楽が掛かるのはナイトクラブではなく、地域の公共のバスケットボール場や屋外の方が多いようです。日本ではまだ名の知れて居ない”Budots”ですが、YouTubeに投稿された映像が世界中でバズり、有名な動画だと六百万七千回数以上(2017年1月現在)も超えたインパクトのある忘れられない映像になっています。

Budots Budots Dance 5

前情報として”Budots”が発祥とされているダバオですが、日本政府の外務省公式ホームページにあるようにダバオのあるミンダナオ等は警戒レベル2か3で「不要不急の渡航はやめてください。」もしくは「渡航は止めてください。」との厳しめなコメントがされています。昨年2016年9月にダバオ市内で賑わいを見せているナイトマーケットでの爆破テロ事件は皆様も覚えてらっしゃるかと思いますが、そのすぐ近辺にホームステイしていた時期もありましたが、私自身は一度も危険な目にあったことはありませんでした。

日本人はまだ知らないフィリピンダンスミュージック”Budots”の謎に迫る!! 2016T227

引用元:海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報

そんな中、僕が知るのは2010年頃からYouTubeに”Budots”の動画が頻繁にアップされたりするようになり、若者だけでは無く老若男女に親しまれる地域密着型のダンスミュージックとしてフィリピン人に広まっていったと推測しております。それを証拠付けるかのようなローカル番組で”Budots”を特集された映像がこちらになります。

Kapuso Mo, Jessica Soho [Ft. Budots Dance]

実際、現地に行き若者を中心にインタビューしたところ、”Budots”に関するローカルの感想は、性を表現するダンスが含まれ良いイメージがないとか、酔っ払いが踊る音楽、またはドラッグでキマっている奴が踊っていた等の実際の目撃談から「彼等はバイオレンスで石を投げて来た」等、YouTubeでは垣間見れない、現地のマイナスな感想も印象的でもありました。

勿論、マイナスな感想だけではなくダバオのKTV(カラオケ)には”Budots”の音源が収録されており、カラオケ内がダンスホールかのようにローカルが音に合わせ踊り狂ったり、仲間同士で楽しんでいるようでした。

今回の記事はここまでで、次回は実際に私が見たダバオの本場のローカル”Budots”シーンを写真と映像で紹介していきます!ぜひ、次回もご期待してください、では!

よっちゃん