寒い日々が続き、「外に出るよりお家に居る方がイイや……」と、なりがちなこの頃。しかし天気のいい朝は、空気が澄んでいてバツグンに気持ちよかったりします。朝活の帰りに一本映画みるなんて如何でしょう?? といっても今回は、あまり朝が似合わない映画が揃いましたネ……。それでは今週の「アナタに送るオススメ映画」はコチラ。
『さらば、愛の言葉よ』
2015年1月31日(土)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
「説明不要。あなたはただ、この映像に酔いしれればよい」と、あたかも映画の宣伝文句そのままを用いたようですが、宣伝で使われてそうな台詞を意図的に言ってみました。ゴダールの“意欲作”。だからこそ期待と不安がそこには渦巻いています。私たちが惑わされているのは映像? それとも言葉?
監督:ジャン=リュック・ゴダール
主演: エロイーズ・ゴデ、カメル・アブデリ
『エクソダス:神と王』
2015年1月30日(金)より全国ロードショー
リドリー・スコット×『ダークナイト』でおなじみクリスチャン・ベールの熱い熱い男の戦いを描いた、大迫力で繰り広げられる壮大なドラマ。渋顔クリスチャン・ベールは今回、「モーゼの十戒」のモーゼ役を演じるとのこと。争いの犠牲になになった離れ離れになる家族とか、夫を優しく見守る美しい妻とか、分かってはいるのですが、なんだかホロッときちゃうんですよねぇ……。
監督:リドリー・スコット
主演: クリスチャン・ベール 他
『バベルの学校』
2015年1月31日(土)より 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
日本で暮らしている私たちにとっては、珍しい学校のドキュメンタリーです。そこは、人種も宗教も国籍も違う同世代の子たちが居合わせた不思議なクラス。それぞれの考えは、時に反発しあい、時に理解しあったりします。そうやって成長していく彼らに、私たちもなんらかの感情を抱くことになるでしょう。
監督:ジュリー・ベルトチェリ
『映画 深夜食堂』
2015年1月31日(土)より全国ロードショー
人気漫画『深夜食堂』がドラマを経て映画になった! 彼氏と喧嘩してしまったときも、仕事が上手くいかなかった日も、美味しいご飯を食べている、そのときだけはみんな笑顔。店主と客の心の距離感がとても心地よいんですよね。見ているコチラもお腹も心もほっこりする、そんな一本です。
監督:松岡錠司
主演:小林薫、高岡早紀 他
『この世で俺/僕だけ』
2015年1月31日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショー
マルチな才能で活躍するマキタスポーツと、池松壮亮のW主演映画! 予告編では、叫びながらで喧嘩する二人がいて、今回も池松壮亮の全力の演技が拝めそう! その他俳優陣も個性派、実力派が顔を揃え、期待できそうな一本。
監督:月川翔
主演:マキタスポーツ、池松壮亮
朝? むしろ深夜では? とツッコミをいただきそうですが、お好みの時間で大丈夫、きっとどの時間でも合う映画たちだと思います。それでは今週も映画三昧!
text by Rina Kawarai(Qetic)