俳優のジョエル・エドガートンが『ザ・ギフト』に続きメガホンを取り、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で一躍その名を世界に知らしめたルーカス・ヘッジズが初主演を飾る、映画『ある少年の告白』が4月19日(金)に全国公開される。本作にはレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーが出演。その経緯と、自身がバンド歴より長いという俳優活動について語るインタビューが到着した。
僕は僕でしかいられない-。NYタイムズ紙によりベストセラーに選ばれた、胸打つ衝撃の実話。
牧師の父(ラッセル・クロウ)と母(ニコール・キッドマン)のひとり息子として愛情を受けて育ち、輝くような 青春を送る大学生のジャレッド(ルーカス・ヘッジズ)。彼はある時、思いがけない出来事をきっかけに自分は男性のことが好きだと気づく。しかし、息子の告白を受け止めきれない両親が勧めたのは、同性愛を“治す”という矯正セラピーへの参加だった。口外禁止だという驚くべきプログラムの内容。自らを偽って生きることを強いる施設に疑問と憤りを感じ、ジャレッドは遂にある行動を起こす。
エドガートンの監督としての手腕を絶賛!
そして本作には、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの中でも唯一無二のパワフルなライブパフォーマンスを披露するベーシスト、フリーが出演。本作への思いや、自身の俳優活動について語ったインタビュー画像が公開された。
彼は俳優としての活動も長く、ジョエル&イーサン・コーエン監督作 『ビック・リボウスキ』(98)、テリー・ギリアム監督作『ラスベガスをやっつけろ』(98)、エドガー・ライト監督作『ベイビー・ドライバー』(17)など、作家性の強い監督作に多数出演し、その類稀なる個性と実力を発揮している。
本作で描かれる衝撃の実話を初めて聞いたときは胸を痛めたというフリー。エドガートンたっての希望でオーディションなしに彼へ出演の依頼がきた。フリーも、“優れた感性の持ち主で流れに任せることを恐れない。ジョエルのような人は貴重だ”とエドガートンの才能を手放しに称賛している。
ロックバンドのレジェンドとして君臨するフリーが、事実に胸を揺さぶられ出演を決意した本作。監督・スタッフが絶大な信頼を寄せた彼の演技を、ぜひ劇場で。
フリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)インタビュー『ある少年の告白』
INFORMATION
『ある少年の告白』
4月19日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他全国ロードショー
監督・脚本:ジョエル・エドガートン
原作:ガラルド・コンリー
出演:ルーカス・ヘッジズ、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウ、ジョエル・エドガートン、グザヴィエ・ドラン、トロイ・シヴァン
原題:BOY ERASED
配給:ビターズ・エンド/パルコ
2018年/アメリカ/115分/ユニバーサル作品