『ロブスター』
3月5日（土）よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー
前作『籠の中の乙女』では、観客に媚びることなく独自の世界観を描ききった、ギリシャの映画監督、ヨルゴス・ランティモス。一転して今作は、有名俳優を揃え、メジャーな作品かと思いきや、世界観はやはり唯一無二。45日以内にパートナーを見つけなければ、動物に変えられてしまうという、なんともヘンテコな設定で、主人公はパートナーを見つけようとするが……。個人的にはかなり期待の一本。
監督：ヨルゴス・ランティモス
主演：コリン・ファレル
『あやつり糸の世界』
3月5日（土）よりユーロスペースにてロードショー
ご存知であろうか。今作は、ドイツの映画監督、ライナー・ベルナー・ファスビンダー70年代初めに西ドイツで製作したものである。「ファスビンダーが西ドイツで撮影したSF映画」なんて聞いただけで、ファンにはたまらないであろう。上映時間が212分にも及び、もはやファンの間でも伝説的になっていたが、約40年の年月を経て、劇場公開となった。「嘘だ、と言ってくれ」というキャッチも簡潔で、なかなかにカッコいいではないか。
監督：ライナー・ベルナー・ファスビンダー
主演：クラウス・レービッチェ
『マネー・ショート 華麗なる大逆転』
3月4日より全国ロードショー
『ダークナイト』シリーズのクリスチャン・ベールに、ライアン・ゴズリングや、ブラッド・ピットなど、錚々たるメンツが主演である本作は、出演者だけでも見逃せない作品となっている。さらに『アントマン』の脚本家であるアダム・マッケイが監督をしたとなれば、もちろんアカデミー賞に食い込み、見事、本年度の脚色賞を受賞した。金のやりとりを天才たちが水面下で行うなんともスマートなストーリーは、観ているコチラも頭の回転は不可欠なよう。しかし人気の話題作、見逃すのにはなんとも惜しい。
監督：アダム・マッケイ
主演：クリスチャン・ベール
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それでは今週も映画三昧！
text by Rina Kawarai
