『フレンチ・ディスパッチ』、ウェス・アンダーソン監督の魅力に迫るインタビュー特別映像＆製作秘話を公開｜ブルーレイ＋DVDセットも発売

『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』のブルーレイ＋DVDセットの発売を記念し、ウェス・アンダーソン監督の魅力に迫るインタビュー特別映像＆製作秘話が公開された。

レア・セドゥらが制作秘話を語る

インタビュー特別映像では、ティルダ・スウィントン、音楽のアレクサンドル・デスプラらが「ウェス監督がどれだけ魅力的なのか」を熱く語っている。本作ではハリウッドの名だたるキャストらが集結し、監督が彼らの魅力を引き出した上でユニークなキャラクターを創り出しているのも大きな魅力のひとつで、デスプラは「これは”ウェス劇団”なんだ、ウェスの魔法で、俳優たちを別人に変える」と語り、シャラメも「全員が最高の演技を披露している」とコメント。身も心もウェスの世界観に魅了されたキャストやスタッフの姿が楽しめる映像に。

また、プロダクション・ノートより製作秘話も公開。『グランド・ブダペスト・ホテル』にも出演するレア・セドゥは「本当に細かいディテールにも注意を払います。芝居が引き立つ細かいニュアンスを求めて、大いにユーモアを交えながら、何度も何度も同じシーンを撮り直します。4秒くらいの場面がありました。壁に紙をピンで留めて、ジュークボックスの方に歩くシーンです。45回、撮り直しました」と語った。さらに、ティモシー・シャラメは「回を重ねるごとにこう思いました。『またですか？』でも、納得しました。この時の監督のこだわる姿には心が動きました。監督は芝居に超高度な洗練を求めていました。その時は、自分には無作為な指示に思えたことが、実は監督にとっては考え抜かれた演出だったのです。もし普遍性が芸術の敵なら、監督の姿勢は銅像に値する、表彰ものです」と絶賛した。最高のチームワークで贈る最新作をぜひチェックしてほしい。