ニューヨークに暮らすストリートガールの破滅的な恋を、鮮烈な映像とみずみずしい感性で描き出し、見事、第27回東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀監督賞をダブル受賞した『神様なんかくそくらえ』。12月26日（土）の公開が待てない！ という方も多いのではないだろうか。
そんな話題作、『神様なんかくそくらえ』の予告編が完成！ 今回解禁された予告編では、ドビュッシーの名曲“月の光”を独特の世界観で表現した冨田勲の楽曲から始まり、路上で刹那的な生活をおくる主人公ハーリーの姿が映しだされます。彼女は自分の命よりも大事な恋人イリヤとの別れにより、自暴自棄になり、その心の隙間を埋めるためにドラッグに耽溺していく。
後半部分はうって変わり、激しいビートの音楽に切り替わると、彼女が感じる憤りや哀しみ、そしてイリヤへの愛を渇望する魂の叫びが聞こえてくるような、観る者の心を刺す切ない展開となっている。
▼過激な愛の実話。映画『神様なんかくそくらえ』（12／26公開）
すでに『KIDS／キッズ』（95年）、『トレインスポッティング』（96年）に続く青春傑作映画と呼ばれる今作。この予告編を観て公開を心待ちにしよう。
神様なんかくそくらえ
12月26日（土）より新宿シネマカリテ他にて全国順次公開
監督・脚本・編集：ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ
出演：アリエル・ホームズ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、バディ・デュレス、ロン・ブラウンスタインa.k.a. Necro
音楽：冨田勲、アリエル・ピンク、タンジェリン・ドリーム、ヘッドハンターズ
2014年／アメリカ、フランス／英語／97分／カラー／日本語字幕：石田泰子／R15
原題：Heaven Knows What
配給・宣伝：トランスフォーマー
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STORY
19歳の少女ハーリーはニューヨークの路上で刹那的な毎日を過ごしていた。ホームレス仲間でもあるエキセントリックな恋人のイリヤは、彼女が生きる理由そのものだ。だから、イリヤが手首を切って自分への愛を証明するように求めたとき、すぐにその願いを受け入れてしまう。それはハーリーが自分の命を削ってでも求めようとする、もう一つの大事なモノ・ヘロインの影響でもある。仲間たちに説得されイリヤと決別するハーリーだったが、彼への愛を断ち切る事が出来ずにドラッグに溺れていく。
edit by Qetic
