今年5月に劇場公開され、日本でも大ヒットを記録した『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』、そして7月8日に公開を迎えたばかりの『ソー:ラブ&サンダー』は早くも興行収入10億円を越える大ヒットを記録するなど、観客を熱狂の渦に巻き込み続けているマーベル・スタジオ。<サンディエゴ・コミコン 2022>(SDCC 2022)に登壇したスタジオの代表ケヴィン・ファイギが、MCUのフェーズ5となる作品と、フェーズ6の幕開けとなる1作品と、締め括りとなる『アベンジャーズ』シリーズ2作品のタイトルと公開予定日を発表。さらに、フェーズ4の序盤にディズニープラスで配信されるオリジナルドラマシリーズ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』、同フェーズの幕を閉じる映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の最新予告編が公開された。
『シー・ハルク:ザ・アトーニー』は8月17日(水)16時よりディズニープラスにて独占配信開始。公開された最新予告編にはハルクが登場し、またデアデビルと思われるキャラクターの姿も。ハルクの力を持ちながらも、弁護士として働き続ける主人公ジェニファー・ウォルターズの活躍は、全9話にわたって描かれる。
マーベル・スタジオ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』|本予告|Disney+(ディズニープラス)
『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は11月11日(金)に日米同時公開。2020年に世界を悲しみに包んだニュース──チャドウィック・ボーズマンの訃報を乗り越えた作品について、ケヴィン・ファイギは「ワカンダのレガシーを繋いでいく。そしてストーリーはリスペクトと希望に満ちたものになる」とコメント。予告編からは、新キャラクターたちも多数登場することがわかり、ティ・チャラの母であり先代の王ティ・チャカの妻でもあるラモンダが王座に座り、力強く歩んで行こうとするワカンダの人々の姿が切り取られている。
「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」特報
フェーズ5として公開される12タイトル
MCUのフェーズ5の幕開けは2023年2月17日公開予定の映画『アントマン・アンド・ワスプ:クワントゥマン(原題:Ant-Man and the Wasp: Quantumania)』。オリジナルドラマ『シークレット・インベージョン(原題:Secret Invasion)』(2023年春配信予定)と続き、大人気シリーズ続編にして最終章『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・ボリューム3(原題:Guardians of the Galaxy Vol. 3)』が2023年5月3日に公開予定となる。
また、オリジナルドラマシリーズ『ホークアイ』に登場したキャラクター、エコーが主人公のドラマシリーズ『エコー(原題:Echo)』、人気ドラマシリーズ『ロキ』の続編『ロキ:シーズン2(原題:Loki Season 2)』の2作品は2023年夏に配信予定。つい先日、全6話の配信を終えた『ミズ・マーベル』でもアナウンスされた映画『ザ・マーベルズ(原題:The Marvels)』は2023年7月28日に、マハーシャラ・アリ主演作『ブレイド(原題:Blade)』が2023年11月3日に公開予定となる。さらに『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』予告編にも一瞬登場し、本作でMCUデビューを果たすであろう天才発明家アイアンハートが主人公として活躍するドラマシリーズ『アイアンハート(原題:Ironheart)』は2023年秋に配信予定とのことだ。
ディズニープラスのオリジナルドラマシリーズの第1作目『ワンダヴィジョン』に登場した魔女、アガサの描くドラマシリーズ『アガサ:カヴン・オブ・カオス(原題:Agatha: Coven of Chaos)』は2023〜2024冬に配信予定。ついにMCUに合流したデアデビルのドラマシリーズ『デアデビル:ボーン・アゲイン(原題:Daredevil: Born Again)』はNetflix作品でもお馴染みのチャーリー・コックスらが引き続き登場し、全18話というボリュームで描かれ、2024年春に配信予定となる。
2021年に配信されたドラマシリーズ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』でキャプテン・アメリカのレガシーを継承したサム・ウィルソンが登場する映画『キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド・オーダー(原題:Captain America: New World Order)』は2024年5月3日に公開予定。またMCUのヴィランチームが登場する映画『サンダーボルツ(原題:Thunderbolts)』が2024年7月26日に公開予定。以上が<サンディエゴ・コミコン 2022>で発表されたMCUフェーズ5で公開される予定の12作品だ。
『ファンタスティック・フォー』『アベンジャーズ』シリーズ続編がシーズン6にて
フェーズ6の幕を開けるのは、映画『ファンタスティック・フォー』(2024年11月8日公開予定)。そして本フェーズを『アベンジャーズ』シリーズ続編『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題:Avengers: The Kang Dynasty)』(2025年5月2日公開予定)、『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題:Avengers: Secret Wars)』(2025年11月7日公開予定)の2作品が締め括ることも発表された。『アベンジャーズ』シリーズの続編が描かれるのは、『アベンジャーズ/エンドゲーム』以来、6年ぶりのこととなる。また<サンディエゴ・コミコン 2022>では、以上3作品に加え、フェーズ6に発表予定のタイトルが8作品あることも明らかに。フェーズ4〜6の作品群は「The Multiverse Saga」と称される。
また、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の人気キャラクター、ベビー・グルートが成長し、星の間でトラブルに巻き込まれる栄光の日々を探求するオリジナル短編シリーズ『アイ・アム・グルート(原題:I am Groot)』は2022年8月10日より配信予定。予告編が公開されているので、こちらもぜひチェックされたし。MCUについての続報にぜひともご注目を。