今なお世界に多大なる影響を与え続ける映画監督スタンリー・キューブリック。没後20年を迎えた今年、知られざるキューブリックの総てを、まったく異なるアプローチから描いた2本の秀作ドキュメンタリー映画『キューブリックに愛された男』(原題:S is for Stanley)と、『キューブリックに魅せられた男』(原題:FILMWORKER)が、11月1日(金)より史上初めてカップリング上映されることに!
史上初!『キューブリックに愛された男』&『キューブリックに魅せられた男』同時上映!
『キューブリックに愛された男』は、キューブリックの専属ドライバーであったエミリオ・アレッサンドロの目を通して、奇妙な出会いや神経質なキューブリックの生活様式、動物に囲まれ穏やかな日常など、これまで描かれなかった巨匠の普段着の姿が、2人の厚い友情とともに浮かび上がるハートフルな仕上がりになっている。
今回解禁となった日本オリジナルのビジュアルは、キューブリックの代表作のひとつ、『博士の異常な愛情』のビジュアルをオマージュし、後姿のキューブリックとエミリオ、そして爆撃機の代わりに大量のメモ書きが空を覆いつくすというコミカルなデザインに。
一方の『キューブリックに魅せられた男』は、クラシカルな名作『バリー・リンドン』への出演をきっかけに、キューブリックに絶対的な忠誠を誓った若き俳優レオン・ヴィターリが、その後個人的なアシスタントに取りたてられ、無限とも思えるキューブリック監督の雑事に追われていく過酷な日々を、ライアン・オニール、R・リー・アーメイ、マシュー・モディーンら出演者を始めとする多彩な映画人たちの証言とともに描き出してゆく、意欲的な作品だ。
今回解禁となった日本オリジナルのビジュアルは『バリー・リンドン』のビジュアルをオマージュし、主人公バリーと本作のレオン・ヴィターリのイメージが重なり、キューブリックに踏まれているようなデザインに。
今年はキューブリック没後20年
没後20年のメモリアル・イヤーに相応しく、2019年4月にはロンドンで大規模な<キューブリック展>が開催され、5月のカンヌ国際映画祭ではアルフォンソ・キュアロン監修による4K版『シャイニング』の上映が大きな話題となり、11月にはその『シャイニング』の40年ぶりの続編である『ドクター・スリープ』が世界公開を控えるなか、世界的な巨匠の仕事からプライベートまでを深く語り尽くした本2作品が、同日より同劇場で回を替えてのカップリング上映の方式で公開。映画ファン必見の2本をぜひお見逃しなく!
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INFORMATION
『キューブリックに愛された男』&『キューブリックに魅せられた男』
カップリング上映
2019年11月1日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開
監督:アレックス・インファセッリ
出演:エミリオ・ダレッサンドロ/ジャネット・ウールモア/クライヴ・リシュ
2016年/イタリア/カラー/82分/ビスタサイズ/5.1ch
©2016 Kinetica-Lock and Valentine
監督・撮影・編集:トニー・ジエラ
出演:レオン・ヴィターリ/ライアン・オニール/マシュー・モディーン/R・リー・アーメイ/ステラン・スカルスガルド/ダニー・ロイド
2017年/アメリカ/カラー/94分/ビスタサイズ/5.1ch
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