2018年に日本で興収No.1を記録したのは92.3億円の『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』だが、世界各国ではどのような作品がヒットしているのだろうか?
世界が均一化し、軒並みヒット作はそれぞれの国を比較してもさほど変わらないといった傾向にある中、自国が製作した映画で負けず劣らずヒットをとばしている作品がある。10月25日(金)より公開となるインドとロシアから届いたある2本の映画は、意外にも知られていない本国でNo.1大ヒットを記録した作品だ。どちらも国ごとの個性が光る必見作。もしかすると作品から国民性も見えてくるかもしれない……?
10月25日からインド、ロシアの大ヒット作品が登場!
ロシアで大ヒット!戦車アクション映画!『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
囚われたソ連軍の兵士がナチス収容所からの絶対不可能な脱出に挑む戦車アクションエンターテインメント!
日本でも大ヒットした『バーフバリ』チームが担当した新次元のVFXや本物の戦車「T-34」を役者自らが操縦するなど話題を呼び、本国ロシアで興行収入40億円超えのメガヒットを記録。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を抑え、2018年公開作のNo.1の座に輝いた。果たしてこの脱出劇はどのような結末を迎えるのか?
T34 レジェンド・オブ・ウォー 予告篇
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』あらすじ
第二次大戦下、ソ連の新米士官イヴシュキンは初めて出撃した前線で惜しくも戦いに敗れ、ナチス・ドイツ軍の捕虜となってしまう。戦車の指揮官であることがわかると、収容所で行われているナチスの戦車戦演習のため、ソ連の最強戦車T-34を操縦することを命令される。イヴシュキンは、同じく捕虜になった仲間たちと隊を組み、T-34の整備と演習への準備期間が与えられた。しかし、その演習では弾を装備することは許されず、ひたすらナチスの戦車軍から逃げ惑うことしかできない。命令に背いても、演習に出撃しても必ず死が待っているのだ。しかし、男は仲間のため、そして収容所で出会った愛する人のため、あまりにも無謀な脱出計画を実行に移す。たった4人の捕虜が、ナチスの軍勢に立ち向かう。果たして、決死の作戦は成功するのか!?
インドで大ヒットした伝説のぶっ飛び映画、待望の続編『ロボット2.0』
2010年、インド映画史上最高の興行収入を叩きだし、「ワケわからんが面白い」のコピーで日本でも大ヒットした伝説の映画『ロボット』の待望?の続編が日本上陸! 突如インド中で次々と疾走したスマホは合体して意思を持つ巨大なロボットに姿を変えていた、というまたしても「ぶっ飛び」なストーリー。
しかしその超ド級のエンターテインメントにはハリウッドも顔負けだ。製作費が『バーフバリ』を超える90億にも及んだということで今回もそのスケールに期待だ!
映画『ロボット2.0』予告編
『ロボット2.0』あらすじ
ある日、突然、インドの街からすべてのスマートフォンが消えた。そして携帯業者や通信大臣がスマホに殺されるという殺人事件が次々に発生。バシー博士(ラジニカーント)は助手のニラー(エイミー・ジャクソン)とスマホの行方を追ううちに、無数のスマホが合体し巨大な怪鳥に変身していることが判明。やがてその巨大怪鳥は人類を襲いだし、軍隊でも抑えきることのできないモンスターと化す。バシー博士は、かつて封印された、あの伝説のロボット「チッティ」を復活させ、人類を守ることを思い立つ。しかしそれはインド中を巻き込んだ、壮大なバトルの幕開けとなった!
『T-34 レジェンド・オブ・ウォー』
10月25日(金)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
監督・脚本:アレクセイ・シドロフ
製作:ニキータ・ミハルコフ、ルベン・ディシュディシャン、アントン・ズラトポリスキイほか
出演:アレクサンドル・ペトロフ、イリーナ・ストラシェンバウム、ヴィンツェンツ・キーファー、ヴィクトル・ドブロヌラヴォフ、アントン・ボグダノフほか
2018年/ロシア/カラー/スコープサイズ/ロシア語・ドイツ語/原題:T-34/113分
字幕翻訳:櫻田美樹 字幕監修:浪江俊明
配給:ツイン 宣伝:スキップ
詳細はこちら
『ロボット2.0』
10/25(金)新宿ピカデリー他全国公開
監督・脚本:シャンカル『ロボット』
音楽:A.R.ラフマーン『スラムドッグ$ミリオネア』
VFX:レガシー・エフェクツ
衣裳デザイン:メアリー・E・ヴォクト
出演:ラジニカーント『ロボット』、アクシャイ・クマール『パッドマン 5億人の女性を救った男』、エイミー・ジャクソン
日本語字幕:吉田裕子
字幕監修:深尾淳一
配給:アンプラグド・KADOKAWA
クレジット:©2018 Lyca Productions. All rights reserved.