ザ・ナショナル、最新アルバム『I Am Easy To Find』と同名映画を公開｜アリシア・ヴィキャンデルが主演

昨年グラミー賞を受賞し、名実ともにロック・バンド代表の座にのし上がったザ・ナショナル（The National）が、英名門レーベル〈4AD〉から5月17日にリリースする8枚目のスタジオ・アルバム『I Am Easy To Find』と同名の短編映画を公開した。また、短編映画を手掛けたマイク・ミルズ監督によるオーディオ・コメンタリーなども合わせて公開されている。

主演にアリシア・ヴィキャンデル、監督にマイク・ミルズが抜擢

同映画は『I Am Easy To Find』にインスパイアされた作品で、音楽はザ・ナショナルが手掛けているほか、アカデミー賞にノミネートされた経歴を持つマイク・ミルズ（「20センチュリー・ウーマン」「人生はビギナーズ」）が監督、主演はアカデミー賞助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデル（「リリーのすべて」「トゥームレイダー」）が務めている。映画を手掛けたミルズは、この共同プロジェクトを「お互いのことを真似し合うことが大好きな、遊び心と敵対心を持った兄弟のよう」と表現する。

”I Am Easy To Find” ー A Film by Mike Mills ／ An Album by The National

また、今回短編映画のみならず、マイク・ミルズ監督によるオーディオコメンタリーやザ・ナショナルのフロントマン、マット・バーニンガーとマットの妻で映画プロデューサーでもあるカリン・ベッサーによるオーディオコメンタリーのほか、NYで行われジュリアン・ベイカーも登壇した上映会／Q＆Aイベントの様子もYouTubeで公開されている。

”I Am Easy To Find” with Director’s Commentary by Mike Mills

”I Am Easy To Find” with Commentary by The National’s Matt Berninger ＆ contributor Carin Besser

The National ＆ Mike Mills： “I Am Easy To Find” Q＆A From New York’s Beacon Theatre with Julien Baker

『I Am Easy To Find』オフィシャルサイト

先日、ここ日本でもスペシャル上映会がアップリンク渋谷で行われた。短編映画の上映会と、音楽評論家の岡村詩野氏と木津毅氏によるトークショーが開催され、会場は沢山の人で埋め尽くされた。
短編映画の上映、トークショーの様子はこちらから。

最新アルバム『I Am Easy To Find』は、5月17日（金）に発売される。国内盤は、ボーナストラック1曲が追加収録され、歌詞対訳、ライナーノーツが封入される。さらに数量限定となる日本盤2CD［デラックス・エディション］には短編映画のオリジナル・フィルム・スコアが収録されたボーナスディスク付きでのリリースとなる。

現在iTunes Storeでアルバムを予約すると、今回公開された「Hairpin Turns」とすでに公開されている「You Had Your Soul With You」と「Light Years」、「Hairpin Turns」がいち早くダウンロードできる。先行して聴いておくと、アルバムの雰囲気を掴めるはず。

The National ー Hairpin Turns

The National ー Light Years

The National ー You Had Your Soul With You