香りはフルーティ、後味は粘土!?
メスカル最大の持ち味は、特有のスモーキーな風味と使用されるアガべによって生み出されるフレーバーの多様さ。ここでは、テイスティングさせていただいた「ピエルデ・アルマス」の製品から3つのメスカルを紹介します。
「Espadin」メスカル作りに使用されるアガべのなかでも最もポピュラーなエスパディンを使った一本。ほのかな薫製の香りとバターのようなこってり感、なのに口当たりはオレンジやアップルのようなジューシーさ! スーッと爽やかな後味でカクテルにしてもおいしそう!
「PA+9 Botanicals」コリアンダーやナツメグなど9つのスパイスをブレンド。トロピカルな花の香りからは想像しがたい、少しこってりとしたクリーミーな口当たりにびっくりしたあとは、スパイシーな後味でピリッと締めてくれます。雑味のなさは日本酒でいうところの純米大吟醸のよう。
「Tobaziche」スギの木のように清涼感のある生アガべの香りを楽しめる一本。バニラのような甘さのなかにミントやハーブのような爽快な口当たり……のあとにくる湿潤粘土のようなグレープフルーツのような、なんともいえない後味に口のなかがパニック状態……!
ほかにも、夏のキャンプで泊まるコテージを思い起こさせるものや鶏肉の風味が味わえるもの、野うさぎの後味(!?)など、一筋縄ではいかないものばかり。これぞ醍醐味のひとつと言えるでしょう。
本当においしいメスカルの見分け方
メスカルに興味が湧いたあなたに、マイケル氏直伝の伝統的かつ上質なメスカルを見分ける3つのポイントを教えておきますね。
1:ラベルに「100% de Agave」と記載されていること。
2:アルコール度数は45%以上。
3:ラベルに原料であるアガべの種類や職人の名前、産地が記載されていること。
飲む前にまず香りを味わい、少しずつじっくりと口のなかに広がる風味を探るのがツウの楽しみ方。ヒカラという飲み口の広いメスカル専用の酒器を使えば、美味しさを最大限に堪能できるそう。
上質なメスカルを飲みたくなったら高円寺へ
今回ガイドしてくれたマイケル氏によって2014年に日本上陸を果たした「ピエルデ・アルマス」のプレミアムメスカル。全国でもまだまだ希少なこのお酒を味わってみたいなら、高円寺にあるメキシカンレストラン「ROJO Amigo Kitchen」へ。100種類ほどのメスカルやテキーラなどの豊富なメキシカンメニューが揃うこのお店。メスカルマニアの店主にガイドしてもらえば、きっと自分好みの一杯と出会えるでしょう。また、家でじっくり楽しみたいという人は、ぜひAndMezcalのサイトをチェックしてみてくださいね。
まだまだコアな層のみで楽しまれているメスカル。いちはやく乗っかって、この夏とっておきの一本を探してみては?
SHOP INFORMATION
ROJO Amigo Kitchen
東京都杉並区高円寺南3-46-3 五明堂ビル 2F
火曜定休
OPEN 18:00/CLOSE 26:00
03-6304-9451
PRODUCT INFORMATION
Mezcal Espadin メスカル エスパディン
¥6,499(tax incl.)
Pierde Almas+9 Botanicals ピエルデアルマス+9
¥12,500(tax incl.)
Mezcal Tobaziche メスカル トバジージェ
¥12,500(tax incl.)
INFO:info@AndMezcal.com
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