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暑い季節になると、ガツーン! と喉にくるキツめのお酒が恋しくなりませんか? 2010年ごろからじわじわと人気が高まり、ショットはもちろんカクテルのベースとして気軽に親しまれるようになったテキーラもこれから飲みたくなるもののひとつ。そんな感度の高い人々が更なる刺激を求めて今注目しているのが、北アメリカで最も古い歴史を持つ『メスカル』という蒸留酒。「虫やサソリが入っているもの」として認識している人も多いかもしれませんが、実はもっと繊細で奥深いものなんです。

伝統的な製法や文化を重んじるメスカルブランド「ピエルデ・アルマス」を取り扱うAndMezcal社のマイケル・グレコ氏に、まだあまり知られていないメスカルのディープな世界をガイドしていただきました!

いま注目のお酒、メスカルって知ってる? food150521_mazcal_1

マイケル・グレコ氏

そもそも“メスカル”って、なに?

「釜で調理されたアガべ」という語源のように、メスカルとはアガベ(竜舌蘭)を原材料としたお酒のこと。その歴史は古く、スペイン人がメキシコを征服した際に、蒸留方法をメキシコに伝承したのが始まりといわれています。もとは聖人のためのフィエスタ(祝日)や洗礼式などで飲むためだけに製造されるものだったのだそう。

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テキーラとメスカル、なにが違う?

すっかり親しみのあるテキーラも、実はメスカルの一種って知っていましたか? 原材料はどちらもアガべ(ちなみにアガべ=サボテンにあらず)ですが、一種類のアガべから作られるテキーラと違い、メスカルはさまざまなアガべがミックスされています。また、明確に違うのは製造方法。オートメーション化が進んだテキーラ産業と違い、南メキシコのオアハカ州にある山岳地帯では今でも従来の製法に沿ったメスカル作りが行われているのだそう。「500年前から作り方が変わらないもののみをクラフトメスカルと呼ぶ」とグレコ氏も語ります。

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野中ミサキ

野中ミサキ

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