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過去にはBullsxxtやthe hatch、gateballer、Group2にアートワークやグッズなどに作品提供しているARIKAが6月6日(水)から16日(土)に渡って、鉛筆で描かれた666枚の個展<666>を半蔵門のANAGRAで開催する。

鉛筆を使って描く精密さは過去の個展と同様であるが、今回の個展<666>ではグラフィカルなモチーフを使ったり写実的な部分があったりと1つの作品の中で色々な手法を使い、コラージュのような描き方に変化した。

10ヶ月にわたり666枚の作品を描くという無謀にも思える挑戦を経て、どんなことを思い、変化し、個展を迎えるのか。ARIKA自身初のインタビューをお届けする。

INTERVEW :

——自己紹介をお願いします。

ARIKAです。
東京都在住の25歳です。

——どんな作風ですか?

鉛筆を使ったドローイングを制作しています。
去年の2月のANAGRAでの個展から基本的に変わらず、気持ち良くてカッコいい画面がキマってればいいです。
リズム感がつかめてる画は良いものになると思います。

【インタビュー】10ヶ月に渡り666枚を鉛筆で描いたARIKAの変化とは? interview180602-arika-3-1200x1612

——今のスタイルになったきっかけを教えてください。

鉛筆一本でモノクロの細かい絵を描いてるのは、ボールペンでよく細密画を描いていたのが初めです。
学生の頃は銅版画を専攻していました。メゾチントっていうめちゃくちゃ時間のかかるドMな技法をやってたんですけど大きいサイズだと版に絵を作り始めるまでに2・3週間かかるような技法でした。
今、この枚数を鉛筆だけで描き続けられてるのは時間と手間がかかる作業ばかりしてたからだと思います。
卒業してどうしても制作に時間がかかりすぎるのと施設も必要になってくるので鉛筆に移行しました。

スタイルといっても去年の夏の終わり辺りから666枚を描き始めて10ヶ月の間だけでもものすごい勢いでスタイルが変わっていて、
描く為に描いてるというか、正直なところ今はスタイルが無いことがスタイルな気がします。

——ご自身のスタイルに影響を与えたと思う人はいますか?

あんまり意識して影響を受けたと思う人はいないです。その時限りだとしても一瞬でも気になった人が影響をくれる人だと思います。

——どんな音楽を聴いていますか?

雑食なのでなんでも聴きます。
去年から1番聴いているのはKamasi WashingtonのHarmony Of Differenceです。

後、去年一緒にTシャツを作った今回6月9日(土)のパーティーでもライブしてもらう、札幌のthe hatchは必見です。
去年の夏に初めて観て、個人的にものすごい衝撃的でニューヒーロー現れたと思いました。
愛してやまない友達です。

周りにいい音を作っている人たちがたくさんいて、
どんどん次のステージに足を踏み入れていて、感動をもらっています。
いつも助けられています。

——好きなものを3つ教えてください。



最近作品の中で文字をよく描くのですが、
こういう部首とか記号から装飾的に崩した文字を描いたりもします。
絵の中に描かれている文字はほとんど意味を覚えていません。
描いたすぐ側から忘れて、象徴的な何かになります。

【インタビュー】10ヶ月に渡り666枚を鉛筆で描いたARIKAの変化とは? interview180602-arika-2

——「666」を開催することになったきっかけはステートメントに書いてありますが、はじめ666枚描くと決めた時の心情を教えてください

まあ間に合うでしょとか思ってました。

——1日の作業時間はどのくらいでしたか?

作業時間は日によって変わっていて、3~15時間みたいな具合です。
今回の666に関しては、一枚にかける時間は1~2時間が平均です。
始めた時より格段にイメージがすぐ出てくるようになっているので、どんどん早くなっている気がします。
描いてる時は色々考えてるんですけど、ほとんど覚えてないです。最近は何で・何の為に描いてるのかってことをよく考えています。それで色々考えた末忘れます。
後は今回の制作期間で許しと受け入れることについて学びました。

——絵はどこで描いていますか?

今のところあまり広さもいらないので自宅で制作しています。
部屋が生活する場所というより絵を描いて寝れる場所になってきているのでいずれある程度広いアトリエはほしいです。

——お気に入りの画材などありますか?

KOH-I-NOORのPROGRESSO 8911っていうグラファイト鉛筆がお気に入りです。
ぶっとい鉛筆の芯の部分だけの画材だと思ってもらえれば想像し易いかと、、
使い方一つで用途が広くてノリもいいので気に入っています。
削った鉛粉も画材して使うんですけど、濃さと削り具合で用途を変えたりしています。ふわふわの細かい粉ができると最高な気分になれます。

【インタビュー】10ヶ月に渡り666枚を鉛筆で描いたARIKAの変化とは? interview180602-arika-1-1200x1690

——666枚描いてみて、何か変わりましたか?

得るものが多過ぎて、もしやらなかったら精神的にも制作に関しても今の状態にもっていくまで2年くらいかかりそうなのでやって良かったです。
この話をすると悟ってきてる、修行僧とか言われます。

——描いている途中、辛くなった時期はありましたか?

個展が始まるまで1ヶ月制作だけの時間を作っていて、色々平行して(仕事等)生活している時は切り替えがしんどかったです。
制作系の仕事ではあるんですが、やっぱり感覚がどこか違うので大変ですね。
もちろん仕事の方から絵のイメージの助けになることもたまにはあります。

——今、やりたいことはありますか?

まずはデカイ絵を描きたいです。
サイズを変えて今納得のいくものを作りたいです。
666の画集を作りたいとも考えています。
楽しみにしていてもらえると嬉しいです。

——10年後、どうなっていたいですか?

展望は見えなさすぎて想像もできないので、変わらず描くことに向かっていれば良いです。
いろんな人にいろんな場所で助けてもらっていて、
今、観てもらえるものは666枚の絵だけなので、
またここから何か始まっていくんだろうなと思っています。

【インタビュー】10ヶ月に渡り666枚を鉛筆で描いたARIKAの変化とは? interview180602-arika-1200x1200

——読んでいる方に一言お願いします。

どんなことにも言える話なのですが、
人が関われる情景も瞬間も、その時自分で選んだところにしかないので、
SNS観てる暇があったら、誰かの大切にしてる現場に足を運ぶことが大事なことだと思います。
僕は僕の選択した瞬間の輝きから目をそらしたくない。
もし読んでくれた人がいるなら、二度と来ない10日間に足を運んでもらえれば幸いです。

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1992年生まれ。多摩美術大学絵画学科版画専攻卒業。鉛筆を使ったドローイングによる表現をしている。
様々なモチーフで構成する画面の気持ちのよさを重視し、其れ等の織りなす空間、物語を想像できるかのような作品を制作している。
多岐に渡り作品提供・コラボレーション等、活動の幅を広げている。

EVENT INFORMATION

ARIKA Solo Exhibition
「666」

【インタビュー】10ヶ月に渡り666枚を鉛筆で描いたARIKAの変化とは? interview180602-arika--1200x1200

2018.
06.06(水)〜06.16(土)


平日 15:00-22:00 / 休日 14:00-21:00
半蔵門

詳細はこちら

EVENT INFORMATION

opening party

【インタビュー】10ヶ月に渡り666枚を鉛筆で描いたARIKAの変化とは? art_culture180523-anagra-2

2018.
06.09(土)
22:00 – 5:00
¥1,500(+1d)
LIVE
the hatch

DJ
akiram en
EMARLE
adak7(GARDEN)
dew(-Drone屋敷-)

詳細はこちら

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船津晃一朗

船津晃一朗

Qetic編集部

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