現代アーティスト篠原有司男と妻・乃り子の波乱に満ちた結婚生活を描いたドキュメンタリー映画『キューティー&ボクサー』が12月21日(土)より渋谷シネマライズほか全国で公開される。ニューヨーク・ダンボ地区での彼らの生活と創作の現場を4年もの歳月をかけて撮影された本作。「ボクシング・ペインティング」などの作品で知られるギュウちゃんこと、篠原有司男氏の個展から、妻で芸術家の乃り子氏、夫婦それぞれの制作風景、夫婦で初めての展覧会オープニングまでの日々を追っている。
監督は29歳の若手=ザッカリー・ハインザーリング。米・ケーブルテレビ局のHBO等でキャリアを積み、本作が長編映画監督デビューとなった。4年の歳月をかけて彼らに密着し、完成させた本作は既に<サンダンス映画祭>でドキュメンタリー部門監督賞を受賞、また先日、<第86回アカデミー賞>ドキュメンタリー映画賞(長編)部門に見事エントリー(※)を果たした。間違いなく、今年最大の注目作だ。今回Qeticでは映画の公開に合わせ、篠原有司男、乃り子夫妻にインタビューを行った。
※アカデミー賞のノミネート発表は1月16日(現地時間)