――相思相愛ですね(笑)。さて、2008年の日本初上陸から早くも5年が経とうとしています。私はまだL.A.の本家<ロウ・エンド・セオリー>に訪れることが出来ていないのですが、日本は「第2のホーム」と呼べるぐらい本家の思想に近づけていると思いますか?

日本は<ロウ・エンド・セオリー>の ポッドキャストのダウンロード数が世界2位だし、俺たちにとってはす ごく大事なオーディエンスだよ。ロウ・エンドのサウンドが日本で定着しているのを見ると、嬉しくなるね。

――2011年は大震災の影響で<ロウ・エンド・セオリー・ジャパン>の開催が見送られてしまいましたが、あなたたちはいち早くチャリティ・イベント<Low End Loves Japan>を開催したり、『L.A.♥JPN♥L.A.』というコンピレーション・シリーズの売り上げを募金するなどして多大なサポートをしてくれました。あらためてお礼を言わせてください。LETクルーにとって、日本はどんな思い入れがある場所ですか?

日本が長い間<ロウ・エンド・セオリー>をサポートしてくれて本当に嬉しい。俺はエンジニアなわけだし、昔から日本の機材やテクノロジーも大好きなんだ。日本は世界の中でもフェイバリットな国だし、日本にいる一瞬一秒が俺にとっては大切な時間なんだよ。

――また、2012年6月の渋谷・WWW以降、「ビート・インヴィテーショナル」もレギュラー・コーナーとなりつつありますね。ガスランプ・キラーがオリジナル曲を作るキッカケになったのも、このビート・インヴィテーショナルがあるからだと語っていましたが、このプログラムのアイディアはどこから生まれたのですか?

L.A.では以前からビート・バトルが頻繁に開催されていたけど、俺たちはそれとは違ったことがやりたかった。そこでノーバディと話し合って、俺たちが選抜したビート・メイカーだけに出演してもらって、新曲を披露させるこのビート・インヴィテーショナルを思いついたんだ。これはいわゆる「バトル」ではないけれど、本質的には「戦争」みたいなものなんだよね(笑)。みんなが刺激的な最新ビートをオーディエンスに聴かせているいっぽうで、アーティスト同士も激しくインスパイアしあってるんだ。

――ビート・インヴィテーショナルのおかげで、sauce81、JEALOUSGUY、BUGSEEDなどをはじめ日本中のビート・メイカーが<ロウ・エンド・セオリー>に出演できるようになりました。あなたから見て、日本のビート・シーンはどう映りますか?

日本のビート・シーンはとても面白いよ。今回のビート・インヴィテーショナルには、hydeout productionsのUyama Hirotoに出演してもらいたくて、彼にも声をかけたんだ。もともとNujabesやhydeoutの作品が好きで、そこから彼を知ったんだ。Hirotoのサウンドが大好きだから、彼をやっとビート・インヴィテーショナルにフィーチャーできて光栄だよ。

文:Kohei Ueno
インタビュー協力:Hashim Bharoocha
写真:Obara Hiroki

【インタビュー】ロウ・エンド・セオリーの創始者=ダディ・ケヴがQetic初登場! イベント立ち上げの経緯や、脅威のサウンド・システムの秘密がいま解き明かされる―― music130513_lowendtheroy_obey-t13-1

★<ロウ・エンド・セオリー>の人気Tシャツを手掛けるOBEYが新デザインを発表!

今回はブラック×ゴールド、グレー×ホワイト、ホワイト×レッドの3色展開で、東京・大阪両公演で会場販売されます。売り切れる前にゲットしよう!!!

カラー: WHITE / BLACK / GREY
サイズ:Men’s S / M / L / XL
価格:¥3,500(tax incl.)
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Release Information

2013.05.22 on sale!
Artist:Daddy Kev(ダディ・ケヴ)
Title:Under The Pyramids – Low End Theory Japan 2013 Mix
(アンダー・ザ・ピラミッズ – ロウ・エンド・セオリー・ジャパン 2013 ミックス)

disques corde
dccd-029 
¥1,890(tax incl.)
※日本オリジナル企画 完全限定盤

ケヴ兄のオフィシャルミックスCDが試聴デキル!

Event Information

LOW END THEORY JAPAN[Summer 2013 Edition]
●東京公演

2013.5.25(土)@代官山 UNIT
OPEN/START 23:00
ADV ¥3,500/DOOR ¥4,000
※20歳未満の入場不可(要写真付き身分証)

Special Guest:
DJ KRUSH
+Daddy Kev、Nobody、D-Styles、Nocando、Taurus Scott
+DJ KENSEI

Beat Invitational:
DJ Yas、Guchon、環Roy、MASS-HOLE、Repeat Pattern、Seiho、Uyama Hiroto
+Daddy Kev、Nobody、D-Styles
HOST:sauce81
>>出演者のプロフィール詳細

SALOON DJ:
Sagaraxx、Muta、Fitz Ambro$e、Threepee Boys(DONSTA,Sir Y.O.K.O.,YO!HEY!!)

VJ:Kazuya Ito as toi whakairo、浮舌大輔

TICKET:
チケットぴあ(Pコード:200-358)、ローソン(Lコード:78501)、イープラス

●大阪公演
2013.5.26(日)@CIRCUS
OPEN/START 21:00
ADV ¥2,500/DOOR ¥3,000

LOW END THEORY(from L.A):
Daddy Kev、Nobody、D-Styles、Nocando、Taurus Scott

Beat Invitational:西日本初上陸!
ENDRUN(BIOLLANTEZ)、Metome、Magical Mistakes(Day Tripper Records)、NOAH(WONDERFUL NOISE)、RIE LAMBDOLL(CROSSBRED)、ROBONOID(monoadapter)
+Daddy Kev、Nobody、D-Styles
HOST:And Vice Versa (Day Tripper Records)

DJs:
QUESTA(beats gourmet band)、Tell(BuddhaSmog)

VJ:Colo GraPhonic(COSMIC LAB / BetaLand)
SOUND:yori
proudly presented by COSMIC LAB & CIRCUS