クラブは色々な人が一同に会し、何時間も遊べる場。出会いやチャンスが沢山ある社交場

――このようにハウスを分かりやすく伝え、結果、そこから自分の作品も含め、色々なダンスミュージックを聴いてもらう入り口やキッカケになりたい的な思いはありますか?

そういった役割も果たせたらなと思いつつ、もっと、これまでこのジャンルの音楽に接点が無かった方にも接点をもってもらえたらなと思っています。ここ2~3年、ちょうどダンスミュージックの海外のDJのヘッドライナーチームが活躍したり、ワールドヒットにもダンスミュージックの要素が多分に取り入れられたり、それらの多くが海外のDJがプロデュースしたものだったりしますからね。是非現場にも足を運んでもらいたいし。

――やっぱり現場に更に多くの人が集って欲しいと?

それはありますね。僕も学生の頃から毎週のように通い続けてましたが、クラブは色々な職種の人が集まってくる場所でもありますから。社長さんも来ていれば、アルバイトやフリーター、服屋さんも美容師さんも、芸能関係の方やアーテイスト等、色々な人が一同に会して、しかも垣根や決まった席もなく、何時間も遊べる場なので、音楽以外にも出会いやチャンスが沢山あると思うんです。実際僕のパーティでも、クラブで知り合って、それがビジネスのキッカケになったって人も知ってますし、よく来てくれる方同士で出会い、結婚まで至った方もたくさんいます。やっぱりクラブってアンテナ張っている人も多いし、話しが合う人が集まるし、しかもフレンドリーな空間なので、色々なチャンスやキッカケがあると思うんです。今、日本ではフェスと言えばロックフェスという風潮ですが、欧米、特にヨーロッパではDJフェスの方が隆盛ですからね。この日本でもそれが今、準備されつつあるし。是非そんな機会でも良いので、みなさん現場に足を運んで、良い音楽にどんどん出会って欲しいんです。

――最後にDAISHIさんの2014年を聞かせて下さい。

2014年は日本でも海外で大盛り上がりしている大型のDJフェスが上陸したり、日本のダンスミュージックシーンの現場にとって転換期になる年かなと思っています。DJの活動的にも年々オファーが増えていて、今年もアジアを中心に来年の春ぐらいまで海外での活動予定が入っていますが、アジア圏内のみならず、来年もさまざまな場所でDJプレイをしたいなと。作品に関しては、これまでより、作ってはクイックに出すといった、フレッシュな状態で発表していく流れを作りたいと思っていて。いわゆる、これまで曲を作り溜めてフルアルバムとして発表していたものを、ミニアルバムとしてポンポンポンと出してみようと思ってます。更に盛り上がりを見せるダンスミュージックを聴いてCLUBでお会いしましょう!

(Interview&text by 池田スカオ[LUCK’A])

Release Information

Now on sale!
Artist:DAISHI DANCE(ダイシ ダンス)
Title:the ジブリ set 2
URBAN SOUND PROJECT
DDCB-18002
¥2,800(tax incl.)