昨年5月に〈HIPLAND MUSIC〉がスタートしたデジタルディストリビューションサービス「FRIENDSHIP.」。

ストリーミングが主流になり、音源を独自で配信するインディペンデントなアーティストが増える一方、膨大な音源の中で楽曲をフックアップされることは難しい状況でもある。数あるデジタルディストリビューションサービスの中で「FRIENDSHIP.」が画期的である点は特定のレーベルや事務所に所属することなく、プロモーションやサポート、ディストリビューションを統合した機能を持つサービスであることだ。

Qeticと「FRIENDSHIP.」が企画する連載の第4回となる今回、アメリカで活動するSSW マーク・ダイヤモンド(Mark Diamond)にメールインタビューを行った。
FRIENDSHIP.では日本のアーティストのみではなく、海外のアーティストのリリースも積極的にサポートしている。今回、マーク・ダイヤモンドのデジタルディストリビューション(日本エリア限定)をFRIENDSHIP.が担当。リリースされる作品”Rita”について、彼自身の思い、そして彼が最近聞いているという楽曲のプレイリストを作成してもらった。

Mark Diamond – Rita (alive in nature)

INTERVIEW:Mark Diamond

━━日本のリスナーに自己紹介をお願いします。
━━Please introduce yourself to the Japanese listeners.

アメリカ・シアトル出身のシンガーソングライター、マーク・ダイヤモンドだよ。
今はリリース予定の2ndアルバムの制作を一生懸命している。そのニューアルバムから先日”Rita”という先行シングルがリリースされたんだ。

My name is Mark Diamond. I am a singer-songwriter from Seattle, WA. I’ve been hard at work releasing music in support of my upcoming second album. The first song was just released, called “Rita”.

僕の作曲はとてもパーソナルなものをモチーフにしていて、”Rita”は色々なことがあったこの2年間についての曲になったんだ。プライベートな生活や音楽活動など、つまり僕の人生に基づいたストーリーになっているよ。僕の曲を聴いて、「私と同じ気持ちを感じている人がいるよね」と思って、安らぎを得ることになる人がいれば嬉しいな。

My writing is always very personal and these new releases are songs about what I’ve been going through the last couple of years. These stories are about my life, both personal and professional.
I hope that people can find peace in these songs, knowing that there is someone else out there who feels the way they do.

━━今作“Rita”についてのエピソードを教えてください。
━━Could you tell us some episode/story about the making of the song “Rita” ?

“Rita”はすぐに完成したんだ。

My song “Rita” was written quickly.

ちょうどその頃、地元のシアトルから、いま住んでいるロサンゼルスに戻ったところで、少し落ち込んでいてツラい時期だったんだ。僕はコミュニケーションを取るのがあまり得意じゃないから、心がバラバラになってしまう気がするくらいに自分の中に気持ちが溜まってくることがあるんだ。けど、音楽のおかげで心はバラバラにはならない。自分の気持ちを伝えるように、ずっと味方として音楽があることで安心をしているよ。

I had just gotten to LA after spending time up in Seattle. I had a bit of a heavy heart and felt a lot of regret.
I don’t always communicate the best and unfortunately that means it builds up in me until I feel like I’m going to break. However, I’m lucky that I have music to stop me from breaking. It’s comforting knowing I’ll always have music to express myself.

━━“Rita”さんはお祖母さんのお名前という事ですが、“Rita”さんとの印象的なエピソードがあれば教えてください。
━━As Rita is the name of your grandmother, could you tell us some key episode or story about her, if
there is any ?

“Rita”は祖母についての話なんだ。彼女の人生は前途多難だったけど、それでも笑って、楽しくしていたよ。ギャンブルやマルガリータというカクテルを飲むことが大好きだったんだ。

“Rita” is a story about my grandmother.
She lived a very challenging life and was able to still find laughter through it all.

僕にとって、この歌について話すことはまだツラくて、おそらくこれからもツラいと思う。
けど、みんなには彼女のストーリーを聞かせたいんだ。希望や苦労や愛のある話だよ。

She loved gambling and she loved drinking Margaritas.
This song is sometimes difficult for me to talk about and I think it’ll always be that way. I want her story to be heard by everyone. A story of hope, hardship and love.

Mark Diamond – Rita

━━マーク・ダイヤモンドさんのフェイバリットアーティストを教えてください。
━━Could you share your favorite artists ?

僕が最近よく聞いてるアーティストと曲をプレイリストにしたよ。

This playlist is what I’ve been listening to lately.

Curated by Mark Diamond
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”音楽はずっと自分の味方なんだ”|美声のSSW・Mark Diamondが語る、新曲"Rita"への思い interview_mark_diamond_02

Mark Diamond
アメリカ、シアトル出身のアーティスト。
幼少の頃、父親と”シボレーマリブ1969”に乗り、トム・ペティ、フーティー&ブロウフィッシュ、ビートルズ、アールイーエム、ロビー・ウィリアムズなどを聴きながら育った。現在はロサンゼルスを拠点にニューアルバムのリリースツアーを計画している。

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”音楽はずっと自分の味方なんだ”|美声のSSW・Mark Diamondが語る、新曲"Rita"への思い interview1121_friendship-re_4

FRIENDSHIP.とはカルチャーの前線で活躍するキュレーター達が厳選した音楽をデジタル配信する新しいサービス。
世界中から新しい才能を集め、それを世界に届けることが私達のできることです。
リスナーは自分の知らない音楽、心をうたれるアーティストに出会うことができ、アーティストは感度の高いリスナーにいち早く自分の音楽を届けることができます。

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RELEASE
INFORMATION

”音楽はずっと自分の味方なんだ”|美声のSSW・Mark Diamondが語る、新曲"Rita"への思い interview_mark_diamond_01

Rita

Mark Diamond
2020.03.17(火)

この曲は僕自身を受け入れられるようになった曲です。
曲作りはシンプルで、たいていかなりエモーショナルです。今年初のシングルが “Rita” ということで緊張してます。なぜなら、この曲は僕にとってとてもパーソナルな曲です。
Ritaは僕のお祖母さんの名前で、彼女とお父さんへ作った曲です。音楽じゃないと気持ちをうまく伝えられないので、お父さんに色々伝えるためこの曲を作りました。人生は辛いもので、僕がその話をするのがあまり得意ではありません。
この2年間は色々な意味でとてもクレイジーな旅でした。僕が曲をたくさん作れない理由は生きるために時間が必要だからです。ですが、僕の音楽で人々に感動してもらえたというのがとてもラッキーだと思いますので、これからもできるだけ多くの人々に感動してもらうように一所懸命頑張るつもりです。ラブリーなRitaの話を気に入ってくれると嬉しいです。

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