Julie アニメーション作品とkzさんの音楽は相性がいいですけど元々アニメは好きだったんですか?
livetune 僕は元々ゲームが好きで。ナードカルチャーってアイドルとかアニメとかゲームとかみんな一緒にされがちなんですけどクラスタ的には完全に別で。俺は小学5年のときに『エヴァ』を観て影響を受けて、中学1、2年位のとき……つまり中ニ病真っ盛りの一番多感なときに『THE END OF EVANGELION』を観て。そこでの根っこはあったんですけど、アニメは意外と多くは観ていないんですよ。アニメを観始めたきっかけは『らき☆すた』です。
Julie そこは隠してないんだ(笑)!
livetune いや、全面に出していきますよ! 『らき☆すた』が無かったら多分アニメにそこまで傾倒してないと思います。なんかグルーヴがあるんですよね。
Julie 『らき☆すた』に?
livetune すげーありますよ。
Julie あ、でも確かにアニメにグルーヴ感、意味はわかる気がするなあ。
livetune そこらへんがあってすごい面白いなと思って。で、仕事で関わらせてもらってからすごく観るようになりましたけど。
Julie 私はその一個前の世代ですね。一番最初に観たのはスタジオぴえろの魔法少女ものですね。『ミンキーモモ』とか『ペルシャ』とか。
livetune まぁ女子的ですよね、そこらへんは。
Julie そこから『幽遊☆白書』にハマったんですよ。
livetune そこで間違えた感じですね。
Julie そう、そこで道を踏み外したんですよ私(笑)。初恋の人が……。
livetune どっちですか?
Julie 二択!?
livetune だって蔵馬か飛影でしょ?
Julie 私は正確に言うと妖狐蔵馬派でした(笑)。初恋が妖狐蔵馬で本当に大好きになっちゃってそこからアニメに対する観方が変わっちゃって。そこからかな、こんな風になったのは。
livetune だいたい道を踏み外すとしたら女子はジャンプもの、男子は『エヴァ』ですよね。それか『カードキャプターさくら』(笑)。
Julie だいたい17、8歳あたりでアニメを卒業するか進級するかが決まりますよね。で、一回アニメを卒業して戻ってきたときが一番強力らしいですよ。一生続くらしいですから(笑)。
livetune そうなんですか。僕も20歳すぎてからの『らき☆すた』ですから。でも今仕事で書かせていただいている分これは持続しないと逆にマズいなっていうのはあります。そういう意味で『ハマトラ』ではじめを演じている加藤英美里さんに会えたことがすごく嬉しかったです。『らき☆すた』の柊かがみ役をやっていたので。
Julie 今声優さんというムーブメントがありますからね。そんな中、『ハマトラ』の2期として『Re:␣ハマトラ』が始まってこれから話が展開していきますけど。
livetune 僕は先のストーリーを知らないんですよね。だからアート役の神谷(浩史)さんとかは知っているって言っているのを聞いてすごく気になっています。
『Re:␣ハマトラ(リプライ ハマトラ)』PV第1弾
Julie kzさんは『ハマトラ』でお好きなキャラクターは誰ですか?
livetune 僕はガスケなんですよね。渋いおっさん好きなんですよ。あとマスター。
Julie それは渋いですね(笑)。私はアートですね。かわいそうで。
livetune たしかに優しい声のときの神谷さんって本当にかわいそうな感じになるんですよね。切ない感じで。
Julie そうそうそう(笑)! 薄幸の美少年という雰囲気で。自分に欲しいミニマムはありますか?
livetune 基本『ハマトラ』に出てくるミニマムってバトル用が多いですもんね。日常的に使えるのが少なくて。
Julie こないだ『Re:␣ハマトラ』の1話に出てきた光のミニマムはバトル向きのものではなかったですけどね。あれくらいかな。
livetune あと姿を消すミニマムも。でもやっぱりゼロ式がいいかな。
Julie あー、ゼロ式はチートですね!
livetune やっぱテレポートって憧れるじゃないですか。だって10mですよ? 僕ら重い機材を持ち歩くのでちょっとずつ移動して……そしたら撤収が楽だなって(笑)。
Julie すごく実用的なミニマムが出ましたね、夢が無いです(笑)。これからの『ハマトラ』に期待することは?
livetune 1期の緩さもすごく好きなんですけど、1期の雰囲気をガラっと変えてシリアス展開になっていくっていう話は聞いていてそこで生まれたのが“千の翼”ですし、かっこ良く終わってほしいなっていうか。あとは救われてほしいなって思います。
Julie 私もなんかドキドキしながら観ていますが、『ハマトラ』って社会風刺みたいな描写も結構あってそれがすごく好きでね。
livetune 『ハマトラ』は結構ギリギリの表現ありますよね(笑)。
Julie そこが『ハマトラ』らしさでもあり。これからもギリギリに挑戦してほしいですね。