Interview:藤原ヒロシ × 中川悠介(ASOBISYSTEM社長)
――お会いするのは初めてですか?
藤原ヒロシ(以下:藤原) 初めてですね、世代も結構違っているので。
中川悠介(以下:中川) 僕は32歳です。
藤原 じゃあ、ひとまわり以上ですね。僕は49歳なので。
――お互いの印象というのは?
藤原 中川さんはあんまりメディアに出られないので、きゃりーぱみゅぱみゅと青文字系のモデル事務所の社長さんという感じですね。
中川 僕はめちゃくちゃグッドイナフが好きで、中学生とか高校生の時にすごい並んで買っていたんですよ。なので、すごく尊敬していました。普段僕はメディアとかに出ないんですけど、藤原さんにお会いしたいなという気持ちで今回はインタビューを受けさせていただきました。
藤原 ぜひ今後仲良くしてください(笑)。
中川 ぜひ(笑)。
――本題にはいりますけど、ヒロシさんがDJ活動を引退された後、最近のクラブカルチャー・シーンって規制とかさらに大変な状況になっていますよね。
藤原 最近のクラブカルチャーって僕らがいた頃とすごいギャップがあるんじゃないかと思います。実際今の状況はどうなんですか?
中川 厳しい状況ではありますね。クラブで遊んでいる人がどんどん減ってきているという印象が強いです。でも僕らがやっているクラブイベントって、初めてクラブに行く人も大事にしているので入口的な要素がすごく強いんです。そんなこともあって盛り上がってるとは思うんですが、日本全体でクラブシーンは盛り上がっているかと聞かれれば盛り上がってはいないと思いますね。
藤原 DJがもうおじさんか女の子しかいないっていう印象がありますね。昔からやっている人がそのままおじさんになっている感じで、若い男の子DJはそんなにいないですよね。
次ページ:今大学で1年生の授業を持っているんですけど、「クラブとか行くんでしょ?」と聞いても誰も行ったことがないんですよ。けっこう衝撃ですよね(藤原)