昨年9月に4作目のアルバム『Superscope』をリリースしたロンドン生まれの3兄弟バンド、キティー・デイジー&ルイス(以下、KD&L)が2年ぶりの来日! ジャパンツアー初日の渋谷 CLUB QUATTROでのライブは東京が4年ぶりの大雪に見舞われた日に開催されたが、その寒さを吹き飛ばす熱気をもたらしてくれた。

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【ライブレポ】キティー・デイジー&ルイスは大雪にもろともしないほどアツい!

その翌日のインタビュー。今回はKD&Lのファンであり、前日のライブも観に行ったザ・スロットルの高岩遼と成田アリサがインタビュアーとなり、ライブや演奏、タンタンとの出会いなどを訊いた。

Kitty, Daisy & Lewis – Black Van

Interview:KITTY, DAISY&LEWIS
インタビュアー:高岩遼&成田アリサ(ザ・スロットル)

【インタビュー】キティー・デイジー&ルイス。高岩遼&成田アリサが訊く、「ジャンルにとらわれない、それぞれのMUSIC」 kdl-feature10-700x467【インタビュー】キティー・デイジー&ルイス。高岩遼&成田アリサが訊く、「ジャンルにとらわれない、それぞれのMUSIC」 kdl-feature0-700x467

高岩遼(以下、遼) 昨日のライブは本当に素晴らしかった。一番目の前で見たかったけど……。

成田アリサ(以下、アリサ) お客さんいっぱいだったから……。

キティー 楽屋のモニターを見ていて、1時間ぐらい前からお客さんが入って来てるんだけど、何をするでもなく最前列でじー……っと待ってるのが何かすごく可笑しかったってデイジーが言ってたわ。

遼 日本人はtoo shyだから。

デイジー でもライブはすごくいい感じだったわ。

ルイス 日本は開演時間が早いね。ロンドンは夜の10時とか、11時とか。

遼 日本人はマジメですからね。

ルイス でも(日本は)バーとかが遅くまでやってるからいいね。

キティー ロンドンは逆にお店の閉まる時間が早いので困るわ。

アリサ 日本とは逆ですね。

遼 どうですか? 日本でライブをした感想は。

キティー すごい楽しかった。いつも楽しいんだけどね。

ルイス みんなからのリスペクトを感じたよ。

デイジー みんな一生懸命聴いてくれて、音楽が好きなんだっていう気持ちが伝わって来るのがうれしかった。

遼 日本でロックンロールを聴いてる若い子は少ないのかもしれないけど、昨日みなさんのライブを観に行ったら、ちっちゃい子からおじいさんまでいてすごいなと思いました。

キティー 時代を問わない音楽だからね。私たちのライブは他の都市でもいろんなタイプのお客さんが来てくれるわ。

ルイス ロックンロールに限らず、ブルースとかジャズも子どもの頃から聴いている人ってあまりいないと思うので、それで入り込めないっていうのはあるのかもしれない。僕らの場合は、子どもの頃から触れてたのがすごいラッキーだったし、僕らを通じて若い人にも知ってもらえたらうれしいんだけどね。僕らはセットの中にポップな要素も入れ込むことによって幅の広さを出して、それが取っ付きやすさに繋がったらいいと思ってる。どんなに好きでもロックンロールだけとかだとやってる方も楽しくないし、観てても楽しくないと思う。

【インタビュー】キティー・デイジー&ルイス。高岩遼&成田アリサが訊く、「ジャンルにとらわれない、それぞれのMUSIC」 kdl-feature7-700x467

遼 なので観てて楽しかったです。ベースとギターはパパとママ?

KD&L Yeah.

アリサ すごい。CDを作る時に録音してくれるのもパパなんですか?

ルイス そうだね、全部ではないけど。家が自分たちのスタジオなので好きな時に好きなように使える感じだよ。

遼 僕らも渋谷にアジトがあって、自分らでレコーディングしてます。

ルイス それはスタジオ?

遼 はい、すごい小さいスタジオ。

ルイス うちのも小さいよ。

遼 本当?

ルイス 狭いからみんな縮こまって、小さくなって弾いたりして。

遼 僕らもクローゼットをボーカルブースにしてます。

デイジー お母さんが楽器を弾く時、特にダブルベースなんかを弾く時は、場所が無いから「廊下で」って。

一同 ハハハー!

遼 素晴らしいです。新しいアルバム『Superscope』も素晴らしかった。特に“Down On My Knees”って曲が。

アリサ うん、大好き。

デイジー 私たちも大好き。

ルイス でも実は、アルバムに入る予定じゃなかった曲なんだよね。そもそも日本のボーナス・トラックのつもりで録ったんだ。でもレーベルもいいって言ってくれたし、あの曲は半日ぐらいで録っちゃったんだよね。

遼&アリサ ええー!

遼 あのミュージック・ビデオは誰が撮ったんですか?

ルイス レーベルがいろいろな監督を提案してくれて、その中から選んだんだ。

遼 ルイスは殴られてましたよね?

一同 ハハハー!

キティ 翌朝起きたら、みんなアザだらけになってたわ。

【インタビュー】キティー・デイジー&ルイス。高岩遼&成田アリサが訊く、「ジャンルにとらわれない、それぞれのMUSIC」 kdl-feature3-700x467

アリサ もちろん普段はみなさん仲良いんですよね?

キティ ええ。でも家族でちょっとしたことはあるでしょう? 

ルイス 地元にいる時はけっこう別々で過ごしてるしね。ツアーになるとずっといっしょだから。

遼 ルイスが一番年下?

キティ 私が25歳、デイジーが29歳、ルイスが27歳。

遼 27歳? Me too.

ルイス 27? Yeah!!!

アリサ わたしは29歳。

デイジー Yeah!!!

ルイス みなさんはけっこうライブは多いの?

遼 僕らはずっとストリートでやってて。

ルイス バスキングのような感じ? 僕らもやりたいなと思ってたんだよね。

遼 渋谷が多かったんだけど、日本はそういう面で厳しくてお巡りさんに追われ追われて……。

ルイス 僕らは許可証が無いと出来ないんだよね。限られた人にしか許可が下りないんだ。

遼 そうなんだ。僕もパクられる寸前で終わったんですよ。

ルイス 基本的にダメなんだね。何回ぐらいライブをやったの?

遼 3年間で3000回。

デイジー 3年間で3000回? それは多いわね。

遼 その度に始末書を書くんですよ。まあでも……いっしょにやりたいね。

アリサ すごい人が集まってくるだろうなー。

キティー じゃあいっしょに牢屋入りね。

一同 ハハハハー!

キティー でも牢屋でいっしょにセッションできるわ。

ルイス “Jailhouse Rock(監獄ロック)”。

遼 間違いない。

【インタビュー】キティー・デイジー&ルイス。高岩遼&成田アリサが訊く、「ジャンルにとらわれない、それぞれのMUSIC」 kdl-feature2-700x467

ルイス 今は会場でライブをやってるの?

遼 はい、今はもうストリートでは出来なくなったので。だからイギリスにも行きたいし、その時が来たらいっしょにやりたい。

ルイス (イギリスに)行ったことは?

遼&アリサ ない……。

ルイス 僕らの住んでいるカムデン・タウンは音楽があふれている街なんだよ。

遼 行きたいですね。

アリサ 行きたーい!

キティー カムデンのストリートでウケると思う。

遼 絶対やりたい。

アリサ やりたーい!

キティー 一回ぐらいならやっても大丈夫よ。

遼 イギリスの警察、怖そうだな。

ルイス 全然怖くないよ。けっこうジェントルマンで優しい。

遼 じゃあもうやっちゃいましょう。

ルイス 日本の警察は怖いの?

遼 ……でもいいエピソードがあって。渋谷のお巡りさんが助けてくれたことがあったんですけど、その後に私服でライブハウスに来てくれました。

ルイス いいね。僕らは子どもの頃からやってるから、遅くまでライブをやってると次の日、学校に遅刻しちゃったりすることがあって。でもそれを見逃してくれる先生がいたんだ。なぜならその先生もライブに来てたから。

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一同 ハハハハハー!

遼 超寛大ですね。

アリサ いいエピソード。

Kitty, Daisy & Lewis – Down On My Knees