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4年ぶりのオリジナル・アルバム『LOVE YOUR LOVE』をリリースしたLOVE PSYCHEDELICO。ここにはルーツとなるヴィンテージロックもリズム・アンド・ブルースも、現代のトレンドも、時間軸やジャンルを越境して音楽を取り込む今の20代以下の世代とも共振する、LOVE PSYCHEDELICOの音楽地図が新たに加筆、更新されている印象がある。

すでに10年が経過したプライベート・スタジオ「GOLDEN GRAPEFRUIT」での、吟味した音作りや音録り、二人でミックスの最終段階まで手がけた感触の「近さ」。そして”愛”とは訳しきれない彼らならではの“LOVE”をもう一度問いかける言葉の数々。一見、ナチュラルに音楽を自由に紡ぐように見える二人だが、その背景には「音楽でしか表現できない何か」へのシビアな態度がある。今この2017年にこそ聴いてほしい『LOVE YOUR LOVE』、そしてLOVE PSYCHEDELICOのスタンスとは。

Interview:LOVE PSYCHEDELICO

【インタビュー】“音が鳴る根源的な喜び” LOVE PSYCHEDELICO、最新作『LOVE YOUR LOVE』で更新した音楽地図 interview_lovepsychedelico_6-700x466
photo by 上山陽介

——本作までの4年間、音楽に関することや、それ以外でもどんなことが気になったりしながら過ごしてましたか?

NAOKI 音楽の話から行くと、まず(高橋)幸宏さんとツアー回ったり、すごいいい経験を沢山させてもらって、すごく充実した日々だったんですけど、やっぱりミュージシャンて新しい曲を披露してないとダメだよね、というか(笑)、新しい曲をもっと演奏したいよねっていう。もっとわかりやすくいうと新しい曲に早く出会いたくなってきたね、みたいな感覚がベスト盤の頃にありました。ベスト盤のツアーって、それこそデビュー当時からの曲をいっぱいやるので余計そういう気持ちになったんだと思うんですけど。

——いきなり話が逸れるんですけど、先日OKAOTO’Sのニューアルバム『NO MORE MUSIC』の取材をしていて。「音楽ってこれ以上いるの?」っていう気持ちになった時があってって話をショウくんがしてて。

NAOKI・KUMI うん。

——作り手としてもそうだし、リスナーとしては特にサブスクリプションで聴いてると、聴きたいけど追いつけない気持ちとかがすごいあるよねって話をしてて。そういう思いに無縁な感じのするデリコのお二人なんですけど(笑)、実際どうなのかな? と思って。

NAOKI 前それ言ってたよね?

KUMI もう作んなくてもいいかなと思うときもあるし、そういう気持ちになるときもあるし。特に作り終えた時は、「あ、もういいかな。」って思ったりもしますよ(笑)。

——それは納得のいくものができたからもういいかなと思うってことですか?

KUMI それもありますね。

——いわゆる世の中にいっぱいあるからって理由ではないと。

KUMI それは思っても気のせいかもしれないね。いっぱいいろんな音楽あるし、ありとあらゆる分野、ジャンルの音楽。で、みんな素敵だし、なんかもう飽和してるんじゃないかなって感じることはあるけど、それは気のせいかなって思うかな。

NAOKI 自分たちにとっても世の中にとっても新しい音楽が生まれるっていうのは、すごい大切なことで必要なことなんだなっていうのを前回のベスト盤のツアー中にすごく思ったことで。例えば僕らがクールだなと思って着ている洋服と、今の二十歳ぐらいの子がクールだなと思って着ている洋服は同じ90年代ブームが今きてるとか言われてるけど、同じそのムーブメントを体感して洋服を選んでるつもりでも、ちょっと違ったりとか(笑)。どんどんどんどん時代や世代って新しくなっていって、同じコミュニケーションしても感じ方がちょっとずつ違ってるので。そういうものが一番繊細に知らないうちに取り込まれるのが音楽な気がしてて。やっぱりその時代その時代に新しい風が吹いてた方が健全だなっていうのはベスト盤を出して思ったかな。

【インタビュー】“音が鳴る根源的な喜び” LOVE PSYCHEDELICO、最新作『LOVE YOUR LOVE』で更新した音楽地図 interview_lovepsychedelico_1-700x466
photo by 上山陽介

——言葉も新しくなっていきますもんね。音楽って言葉を載せるにしても全部混ざってるものだし。

NAOKI ベスト盤の後のことでもう一つ思い出したのは、ちょうどその頃から二人でアコースティック・ライブ、<Two of Us>ってタイトルだったんですけど、一番最初はほんとに小さなところで、すぐ手を伸ばせばオーディエンスに届くぐらいのそういうところでアコースティック・ライブを始めたんですよね。で、その二人だけの形態でフェスに出たりとか。いつもライブをやるなら同じバンドメンバーで、LOVE PSYCHEDELICOってバンドなんだっていう意識をすごく持ってたんですけど、そこを一回二人に戻って、お互いのギターのプレイだったり、そういうところの確認作業というか、お互いのプレイに耳を傾けながら音楽を奏でる機会があったのは大きいよね?

KUMI うん。もうちょっと自分たちの核っていうのを再確認した方がいいかな? っていうのもあったんじゃないかな、二人でやってみようっていうのは。でもすごいそれはいい経験だったと思うし、それは今後も続けて行きたいね。

——曲の骨格が分かるし。

NAOKI ほんとそれを確認したかったんだよね。もっと言っちゃうと楽曲というか、LOVE PSYCHEDELICOの骨格を確認するというかね。最初から仲間がいるんじゃなくて、まず二人の存在であったり、お互いのギターの音があって、そこに何か足りない時に初めて誰かを呼ぼうっていう、そういう発想に一回戻れて、そういう作り方をしたので、今回すごく歌とコードが中心の楽曲が多いのかもなぁとは思いますね。

石角友香

石角友香

ライター

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