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“kiss”や“LOVE”を筆頭に、自ら手掛けるこだわり抜いた歌詞のラブソングで人気を集めてきたMACO。3作目となる最新アルバム『メトロノーム』を完成させた彼女に、制作期間ギリギリまで何度も書き直したという歌詞への思いや、彼女がラブソングにこだわり続ける理由を聞いた。

15年のデビュー以降、自ら手掛ける歌詞のディテールにこだわり抜いたラブソングで人気を集めてきたMACO。彼女が通算3作目の最新アルバム『メトロノーム』を完成させた。

今回のアルバムには、決して思いを明かせない友達への恋心を歌ったリード曲“Sweet Memory”や、大切な人との歩みをメトロノームにたとえたタイトル曲などを筆頭に、相変わらずすべての楽曲がラブソングで統一されながら、同時にそこで歌われる“愛”の幅が広がった、今の彼女ならではの12曲を収録。過去2作を経て、よりリスナーの日々に寄り添うような魅力的な世界が広がっている。

「自分の楽曲がみんなにとってのメトロノームになれたら」という気持ちから制作期間ギリギリまで何度も書き直したという歌詞への思いや、過去のアルバムでの経験がもたらしたアーティストとしての変化、そして彼女がラブソングにこだわり続ける理由を聞いた。

Interview:MACO

【インタビュー】恋愛系シンガーソングライターMACOがラブソングにこだわる理由。『メトロノーム』の日々に寄り添う世界観 interview_maco_01-700x467

——今回の最新作『メトロノーム』は、タイトル通りメトロノームが重要なモチーフになっていますね。そもそもこの作品は、どんなアイディアで作りはじめたものだったんですか? 

これまでを振り返ってみたとき、私はいつも周りの人に支えてもらったり、色んな人に助けられたりしながら曲作りやプライベートを過ごしてきたな、と感じているんですよ。

だから今回のアルバムでは、ファンの人たちや自分の気持ちに寄り添えるような、寂しいときに心の隙間を埋められるような1枚にしたいと思って作りはじめました。

それで今回は、ジャケット写真もメトロノームに針がなくて、私自身がその針になっています。「私の楽曲がみんなにとってのメトロノームになれたらいいな」と思って作りはじめていった作品ですね。

——なるほど。これまでの活動があったからこそのテーマだったのかもしれませんね。

そうですね。実際、1枚目の『Kiss』のときは、あまりそういうことは考えていなかったと思います。あの頃はただ「自分が歌いたい曲を集めよう」ということを考えていて、次の2枚目『love letter』も自分が歌いたい曲を形にしていったアルバムで。

でも、今回は自分のやりたいことを表現しつつ、同時に人に寄り添えるような楽曲作りを意識しました。それは今ならではのことだったのかもしれないです。

——実際、タイトル曲の“メトロノーム”も「時間」が大きなテーマになっています。

時間って目に見えないし、生きていく中で刻一刻と過ぎ去ってしまうものですよね。この曲には、だからこそ「一緒にいる場所や空間でしか流れない時間を紡いでいきたい」というメッセージが込められています。その結果、止められない時間の中でも、「いつものペースでやっていこう」という、すごく温かい雰囲気の曲になりました。

——なるほど、だからこそ規則的にリズムを刻むメトロノームがモチーフなんですね。

そうなんです。それに、相手の鼓動のようなものも、普段は聞こえないけれど、胸に耳を当てたら聞こえたりするじゃないですか? そういうところからテーマが出てきた曲ですね。

——この曲に実際のメトロノームの音を入れたのは、どんなアイディアだったんですか? 

もともと私もイントロ部分に入れようと思ってはいたんですけど、一サビの後のところは曲を担当してくれたTakashi Yamaguchiさんが入れてくださっていて、しかもそれが絶妙なタイミングで。実は、このメトロノームの音をどうするかもこだわりました。濁らせたりすることもできましたけど、みんなの耳に残るように、鮮明なものを選びました。

——では、アルバムの完成に向けて重要だったことをいくつか挙げるとしたら? 

これは今回に限らずどのアルバムもそうですけど、「自分が納得できるまで楽曲と向き合う」ということですね。あと、私は他の人には理解してもらえない“自分の中のニュアンス”のを極めれば極めるほど、曲に対する愛情が深まっていくと思っていて。

今回は1枚目や2枚目のときよりも、そこにこだわりました。リード・シングルの“Sweet Memory”も、一番最初に書いた歌詞が完成までに全部変わっていったんですよ。この曲はたくさんの人に届くような歌詞を掘り下げたし、テーマが「失恋」「叶わない思い」(「壊れるほどに愛してるけど/これから先も二人は友達」)だったので、切なさの究極を求めていきました。歌も最初はそれを上手く表現しきれなくて、ギリギリまで何度も録り直しました。

以前“Kiss”を出したときに、みんなに「MACOちゃんのハッピーな曲から外れた!」と驚かれたことがあったんですよ。でも、最近はまたハッピーなモードが続いていたし、私ももう26歳になったので、今のMACOが書ける切ない曲をリードにしたいと思って作った曲ですね。

——今回はアルバム全体を聴いていても、歌われている世界観や表現の幅のスケール感が、これまで以上に広がっているような印象を受けました。

26歳になって初めて友達の曲(“Sweet Mwmory”)も1曲できたし、サウンド的にも自分がやりたいことだけではなくて、「みんながこういう曲を待ってたんじゃないかな?」ということを、考えられるようになってきているんです。歌詞の面でも、前よりちょっとだけ振り幅が広がったことは、自分でもすごく感じていて。だからそういう雰囲気の作品になったのかもしれないです。

——そもそも、MACOさんがラブソングに感じる魅力とは、どんなものなんでしょう?

ラブソングって、「私のために作ってくれたんですか?」という曲がありますよね。だから、男性の曲でも女性の曲でも、「こういう場面は私にもあったな」って思い起させてくれたりするし、悲しいときに元気をもらえたり、ときにはもっと悲しくさせてくれたりもする。「ラブソングがなければ死んでたんじゃないかな?」と思うくらい、助けられることがたくさんあると思うんです。

だから、自分もそんな曲を歌えて、それに対してファンの方からメッセージをもらったりすると、そのたびに「ああ、歌っててよかった」と思います。

——もしかしたら、MACOさんは自分ひとりで好きな音楽をやっていれば満足できるタイプではなくて、色々な人と音楽を共有したい人なのかもしれませんね。

私、むしろそれしかないんですよ。もちろん、共感を求めるために曲を書いたりはしないので、ときには回りくどくなってもいいと思うんですけど、たくさんの人に届くように、みんなの気持ちを掴むようなフレーズ作りにもこだわっていますね。

——『メトロノーム』は、MACOさんにとってどんな作品になったと思っていますか。

今回の作品は、「私にとってもメトロノームになるような1枚」ですね。このアルバムは自分で聴いていても「そうそう、こういうことが言いたかったんだよね、MACO」と思うような歌詞が色々と入っているんですよ。

それに、「あのときこういう気持ちだったな」という気持ちを思い起こさせてくれたり、自分の曲に自分自身が勇気をもらえたりするような瞬間もあって。

だから、忙しいときに『メトロノーム』を聴くと、自分でもすごく落ち着いた気持ちになれるんです。そういう意味で、自分にとってもすごく大切な作品になりました。

——では、これからどんな風に活動していきたいと思っていますか?

12月に中国の上海でワンマンライブがあって(12月2~3日の2デイズのため既に終了)、アジアにも順調に進出できているので、まずはそれを頑張りたいですね。中国の人たちも、歌詞が中国語で表示されているスクリーンショットを送ってくれたりするんですよ。

——それはすごいですね。MACOさんがずっとこだわってきた歌詞が、海外の人にも響いている、ということで。

「昔のカヴァー曲も聴いてるよ」って教えてくれたりもして、色々な曲を聴いてくれているのもすごく嬉しいです。でも、何より大切にしていきたいのは、このままずっと自分らしく生きて、ずっと自分らしい楽曲作りをしていきたい、ということですね。「そういう根本的なことが大切だな」って、最近改めて思っているので。

MACO「Sweet Memory」Music Video〜アルバム「メトロノーム」発売中

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EVENT INFORMATION

<MACO メトロノームツアー 2018>

2018.01.27(土)【新潟】新潟・りゅーとぴあ・劇場
2018.01.28(日)【宮城】トークネットホール仙台(仙台市民会館
2018.02.10(土)【愛知】愛知県芸術劇場 大ホール
2018.02.18(日)【広島】上野学園ホール
2018.03.10(土)【北海道】札幌市教育文化会館大ホール
2018.03.18(日)【福岡】福岡サンパレス
2018.04.08(日)【大阪】オリックス劇場
2018.04.22(日)【東京】昭和女子大学人見記念講堂
詳細はこちら

RELEASE INFORMATION

メトロノーム

2017.11.15(水)
MACO
レーベル:ユニバーサル ミュージック
初回限定版 UICV-9266(CD+CVC)¥3,900(+tax)
通常盤 UICV-1091(CD)¥2,800(+tax)

収録曲:
DISC1
1. メトロノーム
2. NATURAL LOVE
3. Sweet Memory
4. カタオモイ
5. 僕だけのBaby
6. 恋するヒトミ
7. PEEKABOO
8. 秋空
9. 朝もお昼も夢の中も
10. 二人は夢みるマーメイド
11. 恋の道
12. 愛してる

DISC2(初回限定版のみ)
1. HERO
2. 夢のなか
3. Love Lie
4. Missing You
5. 恋人同士
6. love letter
7. LOVE
8. ONE DAY
9. Your Love
10. 手紙
11. 二人は夢みるマーメイド
12. うれし涙
13. 恋心
14. ふたり
15. この世界中で
16. Kiss
17. 恋するヒトミ
18. family
19. Story
20. ふたりずっと
21. 恋の道

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オフィシャルサイト

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text & interview by 杉山仁
photo by 横山マサト

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杉山仁

杉山仁

ライター

乙女座B型。07年より音楽ライターとして活動を始め、Hard To Explain~CROSSBEAT編集部を経て、現在はフリーランスのライターとして活動中。2015年より、音楽サイト『CARELESS CRITIC』をはじめました。こちらもチェックしてもらえると嬉しいです。

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