背伸びをしない「ちょうどよい」大人のファッションを提案するブランド・JOURNAL STANDARD relume(以下、relume)と、ハイエンドなアウトドア製品を展開するブランド・Snow Peakとのコラボコレクションが2022年も発売。これまでさまざまなブランドとコラボを手がけてきたrelumeの中でも、洗練されたデザインや機能性に毎シーズン注目が集まり、ファッション好きだけでなくアウトドアファンから熱い視線が送られるアイテムとなっている。今年のアイテムのキーワードは「焚き火」。

今回、Qeticでは「焚き火」から着想を得て、現代に煌めく表現者(アーティスト)を迎え、彼らの原点である灯火を探るインタビュー企画を実施。第2弾は、ジャズやヒップホップをベースにサンプリングと生楽器を組み合わせた先鋭的なサウンドを展開する3人組インストバンド、OvallのリーダーShingo Suzukiと、そのスモーキーな歌声で注目を集め、藤原さくらやさかいゆうなど様々なアーティストとのコラボやプロデュースも行ってきたシンガーソングライターのMichael Kanekoによる対談を行った。

ともに〈origami PRODUCTIONS〉に所属し、公私ともに深い交流のある二人だが、互いにミュージシャンになるまでは別業種の仕事をしていたという。今回、焚き火を囲みながら、「煌めきが着火する瞬間」などクリエイティブなトピックをじっくりと語り合ってもらった。

対談:Shingo Suzuki × Michael Kaneko

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ミュージシャンへのきっかけとなる出会い

──お二人は、出会ったときのことを覚えていますか?

Shingo Suzuki(以下、Suzuki) 覚えてますよ。確か2015年だったかな、渋谷のPLUGという地下のライブハウスで、マイキー(Michael Kaneko)がライブをするというのでみんなで観に行ったんです。その時はもう〈origami PRODUCTIONS〉(以下、origami)の仲間になることも決まっていて、ボスの対馬(芳昭)が「ヤバイ奴が出る!」というので観に行きました。

その頃からすでに「声がかっこいいな」と思いましたね。ちょっと真似たくなるというか。「友達になりたいな」って純粋に思いましたね。〈JAZZY SPORT〉のMARTERさんも出演していて、イベント全体の雰囲気も良かったですね。

Michael Kaneko(以下、Michael) 懐かしい(笑)。渋谷のPLUGは〈origami〉にとってすごく大事な場所ですよね。僕が入る前の〈origami〉のメンバーは、全員そこで出会ったようなものだと聞いていたんですよ。そんな特別な場所でシンゴッチ(Shingo Suzuki)さんと初めて会えたのはすごく感慨深いです。

Suzuki 確かに、僕もPLUGだからこそ行く気になったところもあったからな(笑)。

Michael 〈origami〉の中でも特にシンゴッチさんとは、吉祥寺とかでご飯をよくご一緒させてもらっているんですよ。一番仲良くさせてもらっているのかなって。

Suzuki そうだね。普段はこういう取材などの企画やレコーディング、ライブがないと会う機会も少ないし、だからこそ会った時は「この後、飯でも食べたいな」みたいな気持ちはある。まあ、大抵は他愛のない話をしてるけど(笑)。

──お二人が音楽に目覚めたきっかけは?

Suzuki 小さい頃から、気づけば家にあったカセットテープを聴いていました。中島みゆきや来生たかお、井上陽水のようなニューミュージック……今でいう「シティポップ」が最初の入り口でしたね。小学校4年生の時に東芝のダブルラジカセを買ってもらって、それでいつも安全地帯を聴いていました。特定のアーティストを好きになったのはそれが初めてでしたね。

──楽器を演奏するようになったのはどんなきっかけでした?

Suzuki 当時の家庭教師がビートルズ好きで、なぜかアコギを譲ってくれて、勉強ほったらかしでコードの押さえ方とかいろいろ教えてくれたんです(笑)。そのあとお年玉で、Charvel(ギターブランド)のエレキギターを札幌の楽器屋で購入しました。ビートルズはもちろん、X JAPANの『BLUE BLOOD』に夢中になって、そこからBOØWY、岡村靖幸さんなどを聴くようになって、コードを拾いながらコピーしていましたね。

──その頃は邦楽が中心だったのですね。

Suzuki 岡村さんや久保田利伸さんを聴くようになり、少しずつソウルミュージックやR&Bに興味が出てきたんですよ。大学生になってからは、ジャズのサークルに入ってウッドベースを購入し、そこからベースを本格的にやり始めました。

ギターは速弾きがうまく出来なくて、しかもジャズギターはもっと難しそうなイメージがあったので、弦の少ないベースを選んだんです。その頃はレッド・ミッチェル(Red Mitchell)やレイ・ブラウン(Ray Brown)、ロン・カーター(Ron Carter)、ザ・チック・コリア・エレクトリック・バンド(The Chick Corea Elektric Band)に参加したジョン・パティトゥッチ(John Patitucci)などのベースをコピーしたり、ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)に衝撃を受けたり、ジョー・ザヴィヌル(Joe Zawinul)のバンドに傾倒したりしていく中でジャズの基礎を並んでいきましたし、それが今の基礎になっている気がしますね。

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──マイキーさんはいかがですか?

Michael Kaneko 子どもの頃はカリフォルニア州に住んでいて、常に音楽が身近というか生活の一部になっていました。カリフォルニアは車文化なので、ラジオを車の中で常に聴いていて。例えば当時のトップ40……バックストリート・ボーイズ(Backstreet Boys)やブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)、インシンク(`NSYNC)などメインストリームのヒット曲をずっと流している番組もあれば、〈MOTOWN〉だけ流す番組や、クラシックロックやオルタナティブロック専門チャンネルみたいな番組もあって、そういうのを親がよく聴いていたんです。その影響はめちゃくちゃ大きいと思いますね。

──その頃はまだ音楽活動はしていなかったのですね。

Michael はい。でもテンプテーションズ(The Temptations)とかすごく好きで、学校でもよく歌っていました。ギターをやり始めたのは、3つ上の兄貴が高校一年生の頃にアコギを購入したのがきっかけです。最初は小学生の頃で、兄貴のギターを触るくらいだったので、オープンコードやGやC、Dが押さえられる程度でした。

──その頃は、音楽よりもサッカーに夢中だったそうですね。

Michael そうですね、アメリカではずっとサッカーをやっていました。もう人生をサッカーに捧げるくらいの勢いで(笑)。練習も毎日行ってたんですけど、日本に引っ越してきて地元のサッカークラブに入ったら、当時は今のように日本語が話せないし、日本特有の上下関係とかになかなか慣れなくて。朝早く起きてみんなで待ち合わせして、移動して練習試合をして。待ち時間もずっと一緒にいるのとかがものすごくしんどかったんですよね。それでサッカーそのものが嫌になってしまったんです(笑)。

──そうだったんですね。

Michael その時に母が、「辞めるのはいいけど、何か他にやることを見つけた方がいい」と。何も夢中になるものがないまま高校生活を送って欲しくなかったみたいで、それでギターのことを思い出したんです。当時の僕は、アコギで弾き語りでもできればいいかな、くらいの考えでしたが、そのギター教室の先生から「習うんだったらエレキやった方がいいよ」と言われたんです。

そこからフュージョンやブルーズ……エリック・クラプトン(Eric Clapton)やB.B.キング(B.B. King)、クリーム(Cream)、ジミヘン(ジミ・ヘンドリックス/Jimi Hendrix)とか聴くようになって。高校でスリーピースのバンドを組んで、その時に促されるままジミヘンやクリーム、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)を歌うようになりました。

──お話を聞いていると、Shingoさんは家庭教師、マイキーさんはギター教室の先生など、人との出会いも大きかったのでしょうね。

Michael そう思います。その先生じゃなかったら、今の音楽性にはなっていなかったかもしれない。

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楽曲制作でのひらめき

──マイキーさんが2月23日にリリースした、Shingoさんとのコラボ曲“Breakdown feat. Daichi Yamamoto (Shingo Suzuki Remix)”は、どのような流れで実現したのですか?

Michael シンゴッチさんには、2017年にも僕のEP『Westbound EP』の1曲“Cracks in The Ceiling”をプロデュースしてもらったのですが、その仕上がりがすごく好きだったし、ミックスもしてくれて。それからずっと一緒にやりたいなと思っていたので、今回リミックスを出そうという話になった時に、真っ先にシンゴッチさんの名前を挙げさせてもらったんです。

Suzuki 声をかけてもらってすごく嬉しかった。同じレーベルメイトだけど、こうやって関われる機会ってありそうでなかったりするんですよね。だからめっちゃモチベーション上がりました。

Michael それに、Ovallと一緒に2020年にツーマンでツアーを回ったんですよ。その時僕のバンドは鍵盤とドラムと僕のトリオ編成だったので、ベースがいなくて。最後だけシンゴッチさんにゲストで参加してもらって、その時に“Breakdown”を一緒にやったんです。なので曲も知ってくださっているゴッチさんにリミックスをやっていただくのがベストだなという気持ちもありました。

Michael Kaneko – Breakdown [Live at Umeda CLUB QUATTRO]

──ところでお二人は、曲作りの「ひらめき」はどんな時に訪れるのですか?

Suzuki 僕はいつも「ゼロイチ」のゼロではなく、「イチ」を探すところから始めますね。ゼロからイチを生み出せる人って、例えばチャーリーパーカー(Charlie Parker)やボブ・マーリー(Bob Marley)のような革命を起こす一部の天才だけで、僕らはいかに「イチ」を100に出来るかだと思うし、そのためにはとにかく引き出しを増やすことが大事だと思っています。

──オリジナルは「組み合わせ」だとよく言われますよね。

Suzuki 本当にそうだと思います。例えば今回のリミックスだったら、マイキーの多様な音楽性の中からソウルフルなテイストを引き出したいとすごく思ったんですよ。まず、そこが「イチ」。それに対してどうしようかなと思った時、たまたまですが最近シルク・ソニック(Silk Sonic)やアンダーソン・パーク(Anderson .Paak)のアルバムを聴いていて、あのテイストを掛け合わせたら面白いかもしれないと。

まずはコード進行のリハモナイズをして、定番の「Sunny」コード進行から、もう少しモダンな分数コードを使うなどして印象を変えて行きました。リズムは生ベースを入れて、今話したアンダーソン・パークっぽさも足しつつ、さらに自分のテイストをまぶしていって。

──なるほど。

Suzuki さらにDaichiさんのラップが来るから、そこで一気にシンセの音が増えて、コンテンポラリーなR&Bにガラッと変えたら面白いんじゃないか? と。そうやってイチにどんどん足してオリジナリティを出すためには、今言ったように引き出しをいかに増やすかが重要なんですよね。

「ここのコード進行を、このボイシングだと面白い」と思ったらそれを記憶しておくし、「このスネアのサウンド、いいな」と思ったらそれも覚えておいて、いざというときに掛け合わせていって自分のオリジナリティを出していく。それってファッションでも料理でも、全てのクリエイティブな表現についても同じことが言えると思うんですよ。カレーも、その人のスパイスの配合によって味もかなり変わってきますしね。

──ある意味では編集にも似ていますよね。

Suzuki そう。作曲、アレンジ、ミックスダウンと順番に進めていくのではなく、全て同時進行で進めていくのも特徴かもしれない。その代わり、作業に取り掛かるまでが遅いんですよ(笑)。

もう締め切りギリギリまで手をつけず、頭の中でずっとモヤモヤ考えている。夏休みの宿題を最後の最後にやるみたいな感じかな(笑)。頭の中に、何もない状態で楽器に向かってもあまり成果がなくて。

──何もしていない時でも頭の中でイメージを膨らませているわけですね。マイキーさんは、いつもどんな時にひらめきが訪れるのですか?

Michael 「散歩しているときやシャワーを浴びている時に、ふとメロディーが思いつく」なんて話をよく聞きますが、僕にはそれは全くなくて。「さあ、作るぞ!」と気合を入れて楽器やコンピューターに向かわないと、なかなか曲ができないんですよね。ギターを爪弾きしながらメロディを探すときも、やっぱり「作る」という目的があるからこそ「ひらめき」が訪れるんだと思います。

まずはテンポ感とか曲全体の漠然とした雰囲気とか、そういうことをイメージするところから始めます。とっかかりとしては、ラジオやSpotifyなどで音楽を聴いていて、「あ、こういう曲いいな」みたいにインスパイアされてからのケースが多いですね。

──そういう曲の作り方は、初期の頃からやっているうちに変わってきていますか?

Michael 〈origami〉に入る前は弾き語り中心で活動をしていたし、ほとんど全ての楽曲はギターやベースから作り始めていたのですが、〈origami〉に入ってからはアレンジやプロデュースの仕事をするようになったこともあり、曲の作り方も変わってきて。ここ4、5年は、楽器を触らずにトラックを打ち込むところからスタートすることの方が多いです。

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制作の支えとなる初心

──普段から「ひらめきの灯火」を絶やさないようにするため、心がけていることはありますか?

Michael お酒を飲むことですかね(笑)。僕はアメリカのスタンドアップコメディが大好きなんですけど、その動画を漁っては、お酒を飲みながら一人で見てゲラゲラ笑っているんですよ。もちろん、友人と普通に飲みにいくこともありますが、このご時世なのでなかなか難しい。とにかく、お酒を飲んで楽しい気分に浸ることでモチベーションを上げているというか。

ずっと音楽にだけ向き合っていたらおかしくなっちゃいます。そうではなくて、楽しむ時は目一杯楽しんで、作る時には集中して作る。そのバランス、メリハリが大事だと思っています。あと、普段からよくランニングをしているんですけど、それも頭や体をリフレッシュする大事なルーティンになっていますね。

Suzuki 僕は、自分の中の「焦燥感」みたいなものが曲作りのモチベーションになっているので、1日の時間の中で午前中と夜はあえて作業をしない「チルアウトタイム」と決めています。行きつけの喫茶店へ行ってコーヒーを飲みながら、イヤホンで好きな音楽を聴いたり本や新聞を読んだり、出来るだけ怠惰な時間を過ごすんです(笑)。そうするとだんだん焦ってくるんですよ。

「あ、やばいやばい、夕方は子供の世話をしなきゃいけないし、これ以上怠けてられない」というふうに自分を追い込んで、日中の限られた時間、例えば6時間とか7時間にグワっと集中する。作業に入る前は、熱いシャワーを浴びて気持ちをブーストさせることも多いですね。いわゆるゾーンに入るためにも、そういうメリハリが大事だったりしますね。

──とても興味深いお話ばかりです。シーンの最前線で活躍中のお二人ですが、迷っていた時期もありましたか?

Suzuki 僕は、音楽を始めてからは迷ったり落ち込んだりした時期ってそんなにないかもしれないです。そもそも音楽を本気でやろうと思ったのは30歳の頃だったんですよ。それまでは趣味の延長というか、会社に勤めながら音楽作りを楽しんでいた人なので、デビューした時にはもう後がないというか、落ち込んだり悩んだりしている時間さえもったいないというか(笑)。さっき言ったような焦燥感の方が凄かったんですよね。

もちろん夜中に気持ちが落ち込んだり、何もする気がなくなったり、誰もが経験するようなことはあるけど、そういう時は無理に何かをやろうとせず、エネルギーがたまるまで家でだらだらする(笑)。そうすると時間が解決してくれるというか、再びやる気がみなぎってくる瞬間が必ず訪れるんです。なので、ちょっと気分が下がってきたら「ああ、いつものやつだ」と思ってやり過ごすようにしていますね。そういうのは経験を重ねることでうまく対処できるようになっていく気がする。それに、落ち込んだ時にはOvallのメンバーや家族、レーベルの人たち、信頼で繋がっている今の絆のことを思うようにしていますね。

Michael 僕は〈origami〉に入る前は、保育園で英会話の先生をやりながら音楽活動をしていて、いろんなところにデモを送っていたんです。いくつかレーベルから声がかかることもあったのですが「日本語の歌詞にして、もっとJ-POPっぽい曲を歌ってみるのはどう?」みたいなことを言われることも多くて。カフェで歌ったり、オープンマイクに参加したりしても、全然振り向いてもらえない時期がありました。

──そうだったんですね。

Michael そんな時に〈origami〉の対馬さんと出会い、色々とサポートしてくれたことが本当に大きな自信につながりました。そこから本当にいろんな人と出会えたので、〈origami〉との出会いは僕の人生を変えたと思っています。もちろん、今でも悩みまくっているし、年に3回くらいは落ち込んでいるんですよ(笑)。そういう時に言い聞かせているのは、今自分が立っている場所がどれだけ恵まれているか? ということ。

もともと音楽で食べていくことが夢でずっとやってきて、今はそれが叶ってるわけじゃないですか。しかも、数年前では考えられないような人とのコラボが実現できたり、こうやってインタビューで僕の話を聞いてもらう機会まで作ってもらったりしている。その状態を「当たり前」と思ってしまってはダメだなと常に言い聞かせていますね。もちろん向上心は大切ですけど、今ある幸せをちゃんと噛みしめる事も必要だと思っています。

Suzuki 音楽が特別なことじゃないし、レストランのシェフも、学校の先生も公務員でもみんな同じでそれぞれのプロフェッショナルだと思うんです。たまたま僕たちが選んだのが音楽で。逆に音楽には力があるし、芸術的なものだということにプライドと自信を持ってやっています。幸せというか、ギフトだなって自覚しながら、それは経験になって仕事になって返ってくる。

それと、誰しもそうだと思うけど、ちょっとずつでもお金が入ってくるとそれが自信につながるんだよね。〈origami〉も立ち上げたばかりの頃は本当にお金がなくて(笑)。数千円の仕事がたまにきただけで大喜びしていました。そういう状態からスタートして辛酸を舐め尽くしてきたから、その時代のことを思い出すと低空飛行ながら徐々に高度は上がってきているし、とにかく目の前にあることを一生懸命やるしかないなと思い知らされます。

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Text:黒田隆憲
Photo:大石隼土

PROFILE

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Shingo Suzuki

HIP HOP、JAZZ、SOULのグルーヴを軸に、卓越した演奏力と唯一無二のサンプリングセンスを持ち合わせ世界中から注目されるベーシスト、プロデューサー。
世界中のLo-Fi Hip Hopファンの間で話題になった「Night Lights」は累計200万回を超えるストリーミング再生数を記録。プロデューサー、ベーシストとしてもBTS (防弾少年団)、矢野顕子、Chara、Original Love、和田アキ子、七尾旅人、ハナレグミ、Wouter Hamel、20syl (Hocus Pocus)など世界中のアーティストをサポート。さらに多数のCM楽曲やジングル、ドラマや映画の劇伴などを手がけている。
またmabanua、関口シンゴと共にバンドOvallとしても活動。 国内の大型フェス出演や海外ツアーも積極的に行っている。
バンド、ソロアーティスト、プロデューサー、様々な顔でマルチに活動するShingo Suzukiから今後も目が離せない。

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Michael Kaneko

湘南生まれ、南カリフォルニア育ちの日本人シンガーソングライター。
デビュー前にボーカリストとして起用されたTOYOTA、PanasonicのTVCMに問い合わせが殺到。ウィスパーながらも芯のあるシルキーヴォイスが早耳音楽ファンの間で話題となる。
1st EP『Westbound EP』でデビュー。
卓越したソングライティングと圧倒的なパフォーマンスが注目を集めプロデューサーとして森山直太朗、CHEMISTRY、あいみょんなどを手がけるほか、さらに大橋トリオ、ハナレグミなどのライブやレコーディングにも参加。また、CM楽曲や映画・アニメの劇伴音楽も手がける。
2021年にはコラボレーションプロジェクトを始動し、第1弾シングル「DRIVEAWAY feat. 藤原さくら」、第2弾シングル「SANDIE feat. さかいゆう」をリリース。
音楽番組のMCをつとめるなど、音楽活動にとどまらず活躍の場を広げている。

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INFORMATION

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スノーピーク昭島アウトドアヴィレッジ

『人生に、野遊びを』

スノーピーク昭島アウトドアヴィレッジでは従来の店舗で展開している快適なオートキャンプギア、アパレルの提案に加え、2021年7月より気軽に焚き火を楽しめる「TAKIBI Lounge」がオープン。使用するギアは店内に用意されている為、都内から電車で1時間の距離で、BBQやデイキャンプなどを手ぶらで楽しむことができる。

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第1回:maco marets編はこちら