■ランニングについて
–––以前から、かなりランニングに力を注いでいますね。
週2、3回、約5~6マイル(約8~9.6キロ)、長いときは9マイル位(約15キロ)走っているよ。DJとしてのキャリアと健康的な生活を送ること、このバランスをとるために、走る事はとても重要なんだ。海外にいくことも多いから時差ぼけ対策にもなるし。走っている時は、音楽は聴かない。「三宅純さんのアルバムを聴きながら走ってる」なんて答えを期待するかもしれないけど、僕は、村上春樹スタイルだね(笑)
交通事故にあわないためにも、音楽を聴かずに、安全に走る事を心がけているんだ。走るときは、外に溢れる音、そして地球とコネクトすることを楽しんでるよ。
–––ランニングによって得られるものは何ですか? 音楽活動のどのような所に影響しますか。
ランニングは心にも体にも素晴らしい効果がある。自分が健康であることを感じることができれば、ご飯もおいしいし、音楽も楽しめる。人生も楽しくなるんだ! この仕事は、夜遅ければ、食事の時間もイレギュラーになる…。とても体力がいる仕事で、若者向けかもしれない。でもこの仕事を続けていきたいから、その為の自分磨きなんだ。ラジオでもステージでもパフォーマンスする時には、いつもハッピーでいたいしね。
–––30年に渡ってジャンルや時代を超えた楽曲をブレンドしプレイしながら第一線にいるその秘訣はなんですが?
音楽、文化、そしてクラブ・カルチャーへの情熱、それが僕の原動力。信じて体験する。自分を信じること、自分がやっていることを楽しむことが出来ないのなら、この仕事は辞めた方が良いと思うよ。ラジオ・プレゼンター、ブロードキャスター、音楽に関わることを多いに楽しんでいるし、私が出会う素晴らしい音楽を一人でも多くの人に届けたいと思っているんだ。なにより自分の仕事と音楽に愛情を持つことがとても重要。 最高の仕事をしていると思っているよ。
–––タイムレスなフロアキラーを3曲挙げてください
毎日変わるけど今の気分はこれかな。
ジョージ・デューク – “I want you for myself”
ロレツ・アレキサンドリア – “I’m Wishing by (from Gilles Peterson Digs America 2 Compilation)”
マシュー・ウォーカー – “Battle for Middle Earth”