――5月からはツアーが始まりますね。今回のライブはどんなものになりそうですか?
ライブハウス・ツアーということで、原点に立ち返るというか、みんなで汗をかいてぐちゃぐちゃになる純粋なロック・ライブにしたいんです。もちろん休む瞬間も必要ですけど、意気込みとしては「汗を飛ばして、暑苦しいライブをやろう!」と思っていますね。
――最後にちょっと話題が変わりますが、カフカさんは最近どんな音楽にハマっていますか? 最近の趣味を教えてもらえると嬉しいです。
最近はもう、雑食に輪をかけている感じですね。今回のアルバムの参考になればと思って色々と聴いていく中で、フー・ファイターズやザ・ストロークスも「やっぱかっこいいな!」と思ったり。それにレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ニルヴァーナ辺りの音楽は、私はなぜか切なくなって聴けない時期があったんです。でも今は普通に聴けるようになっていて、「大人になったんだな」と思ったりもしました。ここ数年は、ワールド・ミュージックを聴いたりもしていますよ。バスク地方のチャラパルタという楽器があるんです。ちょうど(取材の)前日にそのアーティストの方が来日していて、一緒に叩いたりもして。だからもう、今はチャラパルタ・フリークですね(笑)。
――モデル業や女優業もされていますが、この辺りの活動も昔とは向かう心持ちが変わってきていたりしますか?
最初は毎回すごく大きなハードルを越えているようなイメージで、「音楽の業界でもまだまだなのに、私に何が出来るんだろう?」って思っていました。でも、そこで経験したことが、音楽活動においても跳ね返ってくることが多いのに気づいて。今は「よし、何か見つけに行くか!」という気持ちで向かっていますね。対応能力とか、ものの見方であるとか、アンテナの張り方であるとか、自分にとって新しいものが沢山転がっているんです。「何でチャラパルタなんですか?」というのと同じで(笑)。
――はははは。中でも印象に残っているお仕事はありますか。
最近だと、やっぱり『ファーストクラス』は大きかったです。現場で状況が変わることもあるので、ちゃんと準備はしていきながら、その時の状況によって変えていく必要があるというか。私はひとつのことを決めたら「絶対こう」という人間だったので、これまでは途中で状況が変わるともう絶望しかないという感じでした。でもドラマの現場では、その場で柔軟にやっていく必要があって。そこで気づいたことを最初に音で表現したのが『K⁵(Kの累乗)』だったんです。そして今回の『トリドリ』は、それをより自分なりに体現出来た作品になったんじゃないかと思います。
EVENT INFORMATION
シシド・カフカ Tour 2016
2016.05.07(土)
OPEN 17:30/START 18:00
千葉 : 柏 PALOOZA
2016.05.15(日)
OPEN 17:30/START 18:00
北海道 : 札幌 cube garden
2016.05.29(日)
OPEN 17:30/START 18:00
愛知 : 名古屋 ell fits all
2016.06.04(土)
OPEN 17:30/START 18:00
福岡 : DRUM SON
2016.06.11(土)
OPEN 17:30/START 18:00
宮城 : 仙台MACANA
2016.06.12(日)
OPEN 17:30/START 18:00
栃木 : HEAVEN’S ROCK宇都宮
2016.06.18(土)
OPEN 17:30/START 18:00
京都 : 京都MUSE
2016.06.19(日)
OPEN 17:30/START 18:00
大阪 : 梅田シャングリラ
2016.06.26(日)
OPEN 17:30/START 18:00
東京 : shibuya duo music exchange
RELEASE INFORMATION
トリドリ
2016.04.27(水)
シシド・カフカ
【CD+Blu-ray】※初回限定生産
¥5,800(+tax)
【CD+DVD】
¥3,800(+tax)
【CD ONLY】
¥3,000(+tax)
photo by Hideyuki Seta