—共同生活で苦労したこと、楽しかったことは何ですか?
シェアではないけど最近友達の家に泊まったとき、朝起きたらパーティーみたいな状態になっていて、やっぱりそれが一番楽しいよね。みんなで朝ごはんを食べて、歌をうたったり、仲のいいやつらと一緒に過ごせるのは楽しいところだけど、やっぱり難しいのは映画のなかにもあるようにそれぞれによって清潔感の度合いが違うから、そこから軋轢がうまれたりすることもあるし、家の掃除とか役割分担はシェアハウスでは問題になりがちなところだよね。
—日本ではシェアハウスで恋愛するドラマが流行っていて、同じ時期に映画も公開します。ヴァンパイアの恋愛を描くとしたらどのようにされますか?
僕ら自身がシェアメイトと恋愛したことがないからわからないな、、、。この映画を作っている時もどちらかというと、ぶつかりあいとか軋轢を重ねていくことでドラマを作っていったしね。ヴィアゴが昔の恋人のことを思い続けていたりするからそれ以外の恋愛の要素を入れる必要もなかったんだ。恋愛に発展することはもちろんあるけど、僕の周りでは起きないだけかな。
—一番好きなシーンはどこですか?
ニックがヴァンパイアになる前に家中を追いかけ回されるところかな(笑)。あの撮影は楽しかったな。
—今後の映画制作や出演、音楽活動などあれば教えて下さい。
<サンダンス映画祭(2015年)>に2本作品を持っていくので、プレミアがあります。あと、まだ詳細は言えないけど出演作品も準備しているものがあるよ。
バンド(Flight of the Conchords)のほうではずっと日本に行ってみたいと思っているんだけど、ちょっとわからないな。今年は何箇所かツアーしたいと思っているから、そのために曲を書き下ろしたりしないととは思っているけどね。
—日本のファンへメッセージを
ウケてほしい! とにかく笑って!
『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』
2015.1.24(土)新宿ピカデリーほか全国公開
監督・脚本:タイカ・ワイティティ、ジェマイン・クレメント
出演:タイカ・ワイティティ、ジェマイン・クレメント、ジョナサン・ブロー、コリ・ゴンザレス=マクエル、スチュー・ラザフォード、他
2014年/ニュージーランド/英語/カラー/DCP/ビスタサイズ/85分/原題:WHAT WE DO IN THE SHADOWS/PG-12
配給:松竹メディア事業部
© Shadow Pictures Ltd MMXIV
STORY
ヴァンパイアのゆる~いシェアハウスに、カモン、ジョイナス!! 現代ヴァンパイアのヴィアゴ(379歳)、ディーコン(183歳)、ヴラド(862歳)、そしてピーター(8000歳)は、ニュージーランドの首都ウェリント ンで共同生活を送っている。夜な夜な楽器演奏会やセクシーダンスをして過ごし、たまに郊外に飛んでいっては馴染みのパブで遊び狂う、なんとも愉快な毎日 だ。そんなある日の晩餐。ピーターが大学生のニックをうっかり甘噛み。ヴァンパイアに変えちゃった!さらにはニックが真っ赤なほっぺの親友スチュー(人間)をシェアハウスに招き入れたからさあ大変!! 果たしてスチューの今後や如何に? そしてヴァンパイアたちの楽しい日常のゆくえは!?