――とはいえ今の音楽シーンには、あなたたちの音楽の影響が様々なところに広がっています。ザ・ウォー・オン・ドラッグスはライヴであなたたちの曲をカヴァーしていますし、プリンスも昨年あなたたちの曲をカヴァーしましたね。
他の人が自分の曲をやってくれるのはとても嬉しいよ。他のバンドがウォーターボーイズのファンだと言ってくれるのもね。ザ・ウォー・オン・ドラッグスのアダム(・グランデュシエル)は僕に直接連絡をくれたんだ。“A Pegan Place”をカヴァーするからって言って、ダブリンでのショウに招待してくれた。元々彼らの音楽は好きだったから、カヴァーしてくれたこともウォーターボーイズのファンだと言ってくれたことも嬉しかったね。
他の人がカヴァーをしてくれるとき、特に曲を大きく変えて彼ら自身のものに作り替えているものが好きなんだ。僕自身もカヴァーをする時、例えばボブ・ディランの曲をやるなら、彼と同じやり方はしたくないし、自分自身のやり方で、必要であれば歌詞だって変えて演奏するよ。だから他の人が僕の曲を変えるのも歓迎さ。プリンスがやった時はもちろん僕のやり方とは全く違った演奏をしただろうと思うしね。PEALOUTのカヴァーを気に入ったのも同じ理由なんだ。僕のお気に入りのウォーターボーイズのカヴァーは、“The Whole of the Moon”のゲイ・ディスコ・ヴァージョンだよ。ザ・ボーイズ・オブ・ア・ニュー・エイジっていうグループがやったカヴァーなんだけど、ハイテンションのディスコ・トラックになっていて最高なんだ。
The Waterboys -“The Whole Of The Moon”
Boys Of a New Age -“The Whole Of The Moon”
――これまでのキャリアを振り返ってみた時、今のウォーターボーイズはどんなバンドになったと言えるでしょうか。
現在のウォーターボーイズはアメリカン・バンドなんだ。アメリカ人のメンバーが3人いて、今までで一番多いのさ。そして3人ともアメリカ南部の出身だよ。ベースのデイヴィッドはマッスル・ショールズ出身だし、キーボードのブラザー・ポールはメンフィス、ギターのザックはオースティン。だから、サザン・ロックやソウルの影響が大きく入ってきていると思うよ。
――2015年はまたツアーがはじまりますね。これからのウォーターボーイズについては、どんな可能性を感じていますか?
ウォーターボーイズの未来を知ることは不可能だよ。今のバンドを愛しているし、このバンドを続けていきたいと思っているけど、何が起きるか見てみるしかないね。ツアーについては、オーストラリアと日本から、3月か4月に始められると良いと思っているよ。
(interview&text by Jin Sugiyama)
★現在『モダン・ブルース』が全曲フルストリーミング試聴できるゾ!
The Waterboys – Modern Blues (New Album Streaming)
ウォーターボーイズの4年振りとなるアルバム『モダン・ブルース』からの最新MV“November Tale”が公開!
★最新MV“November Tale”はこちら
Event Information
The Waterboys JAPAN 2015
2015.04.06(月)@渋谷クラブクアトロ
OPEN 18:30/START 19:30
ADV ¥8,000(1ドリンク別)
TICKET:
主催者先行予約 2015.01.27(火)から(予定)
2015.02.07(土)プレイガイド発売開始(予定)
Release Information
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