––––「年越しを日本で過ごしたことがない」という話もありますが、小さい頃から海外に行く機会もあって、外国との距離が近い環境で過ごしていたという感覚ですか?

でも、小さい頃海外に行っていたのは全然記憶がないんです(笑)。なので、やっぱり自宅で聴いていたのが大きいと思いますね。さっき言ったビートルズ以外にもマイケル・ジャクソンとか、ビーチ・ボーイズとか……。本当にベタですけど、そういう音楽を母親が流していて。自分で初めて買ったCDは、小学校の時のカーペンターズでした。“Top Of The World”だったかな。すごくお気に入りの曲を見つけて、「どうしても欲しい」と思って自分で買いに行ったんです。当時、「学校へ行こう!」(みのもんた、V6などが出演していたTBS系学校教育バラエティ番組)で“Top Of The World”がやたらと流れていたんですよ(笑)。それで知ったんだと思います。

––––ではその後、より夢中になるきっかけになったアーティストというと?

中学生ぐらいの時に、キンクスを凄く好きになったんです。それまでビートルズとかは聴いていたんですけど、「他にもかっこいい人たちがいるんじゃないか?」と思って色々探してみたら、キンクスを見つけて。それからは自分の一番好きなアーティストになって、ずっと聴いてましたね。当時は歌詞なんて全くわからないし、とにかく「渋くてかっこいい!」って感覚でした。

【インタビュー】バニラビーンズ・リサが考える“洋楽”の魅力とは? interview140724_vanilla-beans_sub3

––––その当時、洋楽にどんな魅力を感じたんでしょうね?

うーん、何でしょうね? でも、これは今思うと小さい頃の勝手な思い込みなんですけど、「洋楽=ホンモノ」って感じだったとは思います(笑)。もちろん、今は全然そんなこと考えてないですし、邦楽も超かっこいいと思ってるんですけど、小さい時はそんな風に思ってました。やっぱり遠い国のものだし、海外のかっこいい人がやっていて絵になるし、そういう面での“憧れ”があったんだろうな、と思いますね。

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