––––バニラビーンズは、リサさんが洋楽好き、レナさんがアイドル好きというイメージですが、レナさんに洋楽を貸したり、2人で洋楽について話したりはしますか?
うちは一切しないんです(笑)。洋楽の話になれば「リサ、お願い」という感じになるし、アイドルの話になれば、私はアイドルのことは分からないので、レナが担当する感じで。ほどほどに大きくなってから出会った2人なので、小学生とか中学生から一緒にいるのとは違うのかもしれないですね。よく「芸人さんみたいだね」って言われます(笑)
––––(笑)。そんなリサさんですが、ジェイク・バグの音楽はどこで知ったんですか?
去年の春からTBSラジオで高橋芳朗さんと「星影JUKEBOX」という洋楽のラジオをやっていたんですけど、そこで紹介して知って、すぐに好きになりました。去年の<サマソニ>前のタイミングですね。まず、私は彼が若いってことに衝撃を受けたんです。こんなに若いのに、フォークっぽいことも出来るし、逆にインディー・ロックっぽいことも出来るし、そこが凄いなって。その時ちょうどザ・ストライプスが出てきた時でもあったので、次世代のロック・スターが出てきたな、と思って一緒に聴いてました。ザ・ストライプスは今年、<フジロック>にも来ますよね。(ファースト『ジェイク・バグ』とセカンド『シャングリ・ラ』のCDを見せながら)実は今日、ジェイク・バグのCDを持って来たんですよ。
––––おおっ、そのCDは自分で買ったものなんですね。
そうです(笑)。
––––彼の曲で好きなものというとどの曲ですか?
ベタですけど、やっぱり“Lightning Bolt”ですね。キャッチーだし、かっこいいし。それに、音楽からは離れますけどイケメンというのも魅力のひとつですよね。だから佇まいもかっこいいというか。ちょっと田舎者っぽい部分もありますけど(笑)。
Jake Bugg -“Lightning Bolt”
––––ジェイク・バグはイギリスの小さな村の出身ですしね。“Lightning Bolt”も、そういう村での変わり映えのしない生活を描きつつ、「そこを飛び出したい」「何かが起こって欲しい」という気持ちを稲妻(=ライトニング・ボルト)に例えた歌だったりしていて。
私はもともとそれほど歌詞を読みこんだりするタイプではないんですけど、ジェイク・バグは凄く考えられた歌詞を書いているなって感じます。そしてこの人の魅力は、やっぱりライヴだと思います。だから、今回の<iTunes Festival 2013>って凄くいいと思うんですよ。お客さんの盛り上がりやジェイク・バグがギターをかき鳴らすかっこよさも含めて楽しめるので。もしもまだ聴いたことがなければ、ボブ・ディランとかと一緒に聴いて欲しいですよね。それから、やっぱり新しい音楽という意味で、ストライプスとかとも一緒に聴いてほしいです。