クズ流・友人からのお金の借り方
「お金が欲しい。でも働きたくない。そんな思考回路を持つ彼等が感謝する理由。それは次につなげるためです。感謝されて嫌な気分になる人なんていません。
仮に今回お金を借りることができなかったとしても、決して恨んではいけません。腹が立ったとしても、もともと貸してくれなくて当たり前なのです。そこで怒ってしまうのはあなたの感謝が足りていない証拠です」
雀荘の廊下に住んで家賃2万円という講師は、こう語りました。
心からの感謝は時に相手の心を動かします。
テクニック伝授の前に言われたこの心得。これだけ聞いていると、自分が今いるのはクズ講座だという事を忘れてしまいそうになります。真正面からお金貸してと言われて貸してくれる人なんていません。
いくらクズでも大切な人間関係、いざというときに持つべきものは友。それを一番よく分かっているからこそ、クズは付き合い方に細心の注意を払っています。こうした日々の積み重ねがあるからこそ交渉のテーブルに着くことができるのです。
交渉のテーブルに着くことができたら、あとはひたすら心理戦です。相手もうすうす金のことかと感づいている中での交渉は容易なものではありません。しかしここで先人の知恵が光ります。錯覚を利用したり、相手の深層心理に呼びかけたりすることで自分に優位な展開に持っていこうとします。
今回の講座で、初心者のクズでも使いやすいワザとして紹介されたもののひとつが、「相手の期待に応えたいという気持ちを逆手に取る」というものでした。
例えば、友人からある日突然「あなたはオシャレだ」という評価を得たとします。すると、次にその人に会うときからオシャレに気を使うようになる、その人にオシャレな人だと思わせ続けたいという心理が働きます。
これを応用して「あなたはいつも私を助けてくれるね。お願い事を無下に断ったりしないよね?ホントに便りにしてるよ」これを日々言い続けてみましょう。するとお金を借りる際の成功率がグッと上がります。
もちろん、これは数あるテクニックのうちのひとつ。相手によっては簡単に見破られてしまう可能性もあります。そのために普段の生活からお金を借りられるようなヒントをどんどん見つけていきましょう。借りる金額・相手・自分のキャラクター、これらを研究していって自分にあったテクニックを磨いていってみるのはいかがでしょうか。